ロングの大きめカールはパーマで可能なのか?【失敗する前に知りたい5つの条件】

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

 

ロングヘアーに大きめのカール
お求めの方も多くいらっしゃると思うのですが
今日そんな方は必見の記事です

パーマかけたけど
全然大きいカールじゃないんだけど
むしろなにこれ?ソバージュなの?
みたいな失敗って実はあるあるですからね

 

パーマしたけど思ったのとまるで違う。
ただ痛んだだけ。
なんてのは辛すぎますから
パーマかけて絶望する前にぜひご熟読ください

 

ロングの大きめカールはパーマで可能なのか?【失敗する前に知りたい5つの条件】

 

まずロングで大きめのカールはパーマで可能なのか?
ってことなのですが(どのくらいからが大きいと感じるかははそれぞれだけど)

可能は可能なのですが
条件が5つほどございます
ちょー多い?!w

しかし条件を満たしていればご覧の通り

 

 

 

では、それぞれ見ていきましょう

 

条件1

大きいカールがつく髪質

当然のことなのですが
大きいカールがつく髪質でなければ
美しくパーマがかかることはございません

残酷で身も蓋もない話なのですが
とんかつがないのに
どーやってカツカレーを作るんだ
という話で

それでは出来上がるのは、ただのカレーであり
全然カツカレーじゃないやん
カツのってないやん
思ってたのと違うやん

となるのは明白でしょう 苦笑

 

で、大きいカールがつく髪質っては
”ハリやコシ、芯のしっかりある髪の毛”であります

残念ですが
髪が柔らかく芯の感じない髪質の方
または、ダメージや加齢などにより
芯がなくなってしまわれた方には
大きいカールは無理ですよ
と、お伝えせざるを得ないのです

 

どうにかしてよ!
それが美容師の仕事でしょ!
と、思うかもですが

パーマがかかっても髪の重さに耐えられず
カールが伸びちゃうわけ 物理的に。。。

 

条件 2

あまり痛んでいない

今さっきちょっと触れましたが
髪の毛があまりダメージしていると
髪内部のパーマがかかる部分である
タンパク質が流出してしまっており
ハリやコシもなくなりますし

その場合、パーマがかかる部分がないのだから
美しくパーマがかかる理屈がございません

 

大きいカールを期待してたのに
ソバージュみたいな頭になるのは
だいたいこれ

そもそもダメージにより
パーマがかかる部分がないのに
そこに無理にパーマをかけるから
痛んでバサバサの
昭和ヘアーにタイムスリップするわけです 苦笑

 

条件 3

クセがあまりない

クセがあまり強い人は
パーマしようと思わないかもしれませんが
一応お伝えしておくと

クセ毛にパーマかけても余計に広がるだけ
ってパターンが多いでしょう

 

クセ毛にパーマで大きいカールを作ったところで
今あるクセをかき消してカールが出来る
なんてことはなくて
クセ+パーマになるので
おそらく思ってるのとちがう頭が完成します

 

もちろん”パーマでクセを誤魔化す”
という方法もなくはないので
クセ毛はパーマかけちゃいけないってわけでは
ありませんが

今回いっている
大きいカールをパーマで作るのは難しいですよ
ということです

 

どうしてもというのなら
一度、縮毛矯正でクセを伸ばしてから
毛先にのみ、大きいカールを作る方法もありますが
それはそれで条件がありますので
ご注意下さい

 

【絶望確定】縮毛矯正がかかった髪の毛にパーマをかけていけない人4選?!

 

条件 3

デジタルパーマでかける

美容室ごとにパーマのメニュー名は様々なのですが
水パーマ、エステパーマ、などなど
どんな髪の毛に優しそうな。良さそうな。
はたまた美味しそうなスイーツみたいな
パーマ名であっても

パーマの種類は

・普通のパーマ
・エアウェーブ
・デジタルパーマ

この3種類のどれかです

もちろん店ごとに
使う薬剤のスペック、細かい工程などは
違うと思うのですが

そのパーマがかかっている理屈は
上の3種類のどれかであり
当店オリジナルパーマとか美容室は言うわけですが
そんなものないのが事実です 苦笑

 

で、あなたがお求めの大きいカールは
基本的にデジタルパーマが作りやすい

デジタルパーマは専用の機械を使うし
作業工程が多くなりますので
料金設定は高めになるのですが

コテで巻いたような
大きいカールを再現するには
必要不可欠な技術です

 

コテで巻いたような大きいカールを
普通のパーマでかけてください
って言われても
それはとんかつを使わずに
カツカレー作ってくださいって言ってるのと
同じになってしまいますからご注意ください 苦笑

パーマの種類はデジタルパーマを
選択しましょう

 

条件 4

乾かし方をマスターする

デジタルパーマは形状記憶パーマとか
言われたりしますし
乾くとカールが出てくるのが特徴です
(普通のパーマは乾くとカールがらなくなる)

ゆえに、テキトーに乾かすだけでも
なんとなくスタイルになりますし
かけると朝ちょー楽♪
なんて言ってくださる方が非常に多い

とはいえ、美しくデジパースタイルを
再現するためには
乾かし方をマスターしていただきたいのが
正直なところ。。。というか条件です

 

具体的にいうと
引っ張らずに捻って乾かしていただきたいのですが
文章で伝えるのには無理があるし
”YouTube”なんていう便利なものがあるので
そちらを頼ってください w

『デジタルパーマ 乾かし方』

なんて検索すればたくさん出てくるでしょう

そしてそれを練習あるのみ

ちなみにこんなグッズもありますよ

 

 

 

条件 5

美容師の技術

そして最後に美容師の技術です

多くの方が、そして美容師ですら
大きいカールを作るためには
美容師の技術が最も大事だ
と、おもっているかと思いますが

美容師の技術なんて
カレーでいう福神漬けです w

 

もちろん技術はちょー重要だし
僕は美味いカレーは福神漬けがあってこそ
完成すると思っているのですが
あくまで引き立て役

これまでにあげてきた条件を満たした状態に
美容師の技術が加わことで
美しい大きいカールが作られるわけです

条件あってこその技術

 

パーマがキレイにかからないのは
お客様のせいだって
言いたいわけではありませんが

条件を満たしていないのに無理にかけて
バサバサのソバージュってことは
良くあることですからね。。。

その場合はパーマではない
違うなにかを提案をするべきなので
あなたの髪質のせいではなく美容師のせい

 

しかし、せっかくのカレーも
福神漬けがクソまずかったら
台無しですから
美容師選びもちょー大事です

ここ最近パーマの需要って
昔に比べるとだいぶ少なくなっているのですが

ということは美容師のパーマの経験値も
少なくなっているってことですから
なおさら美容師選びは慎重にしなくては
いけないということです

 

パーマのお客様を月に数名しかやらない美容師とか
フツーにいますからね
なんなら0人とか。。。
(それが悪いとかじゃなく、その人がメインにしてる技術がパーマでないってこと)

ぶっちゃけ美容師なら
なんでもできると思ったら大間違いで
やはり美容師それぞれ
売りにしている技術や得意があるわけですよ
(もちろんまんべんなく勉強はするのですが)

 

例えば僕は
パーマや縮毛矯正のお客様を
担当することが多いですけど

ハイライトを使ったりとかの
流行りのデザインカラーはたいして出来ないので
それを期待されても困る 苦笑

ということです

 

 

ってことで最後に施術例

ケーススタディ

 

 

例のごとく
パーマで大きく動くカールが欲しいとのこと

お客様の髪の毛は
ハリやコシ、芯のある髪質であり
痛みもそこまで感じない
大きいカールの作れる条件を満たした状態であり

そしてデジタルパーマをかけさせていただける
ということで

あとは福神漬けである
僕の出番でございます

 

 

コテも使ってないし
なんにもつけていませんが
乾かすだけでこんな感じ

比較的大きいカールが作れたかと思いますが
やはりそれは条件を満たしていたからです

 

ぜひパーマで大きいカールを考えたら
ご自身の髪の毛は
今回の5つの条件を満たしているのか?
ってのを確認してみてくださいね

 

それがわかったら苦労はしねーよ

ってことと思いますので
ぜひご相談ください w

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です