こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
美容師をしていて
常々思うことがあるのですが
それは、多くの方の髪の毛の知識において
あまりにも勘違いが多い
ということです
まぁ、勘違いをさせるような
美容師やメーカーの発信もあるので
それは仕方のないことだと思うし
てか、美容師自体が
勘違いをしてしまっている
場合も少なくないのです 苦笑
そして個人的には、勘違いしてる場合でなく
素人の方が抱いている勘違いを正すのがプロ
というものと思いますから
今回はその勘違いを正すべく
親切にも?説教をしていこうかと思います
これを余計なお世話というのでしょう w
流さないトリートメントはスタイリング剤じゃない
皆さん大好きなトリートメント。
美容師も大好きなトリートメント。
今回はその中で
リーブインだとかアウトバスだとか言われる
いわゆる”流さないトリートメント”に
ついてなのですが
キレイな髪の毛を作るうえで
当然、必要なものかと思います
効果としては
- 手触りやまとまりが良くなる
- 髪の毛のダメージの原因の1つである摩擦
から守ってくれる - 結果的にツヤも出る(
- いい香りで気分が上がる)ってところです
てかそれだけです。。。 苦笑
ちなみに流さないトリートメントって
”補修、修復”なんて言葉が書いてあったりしますし
それを期待させるような
美容師からの巧みなプレゼンが
あったりするかと思いますが
トリートメントはすべて
”髪の毛を治す効果はない”ので
そこも勘違いしないように気を付けてくださいね
使い続けてたら髪質よくなった。
ダメージが治った。
なんてことはあり得ないですからね
本当の意味で”補修”とかしないわけです
あくまで
が、流さないトリートメントの効果です
で、今回僕が憤慨している理由は
そんな流さないトリートメントを
スタイリング剤感覚で
使っている方が非常に多いからであります
「スタイリングに何を使ってますか?」
的なことを聞くと
8割の方がヘアクリーム、ヘアオイル
を使ってるっておっしゃるわけですが
でもそれらって
要は流さないトリートメントであって
スタイリング剤じゃない場合が多いわけですよ
しかしそれだと
肝心のセット力がまるでない
ナチュラルなストレートスタイルなら
問題ないのですが
動きを求めていたり
ふわっとしたかったり
束感が欲しかったり
雑誌やインスタのモデルのような
ヘアスタイルしたかったら
ワックスなどのスタイリング剤を使わなければ
それらは叶いません
スタイリング用とあるのでご注意ください
ひどい人になると
パーマのスタイリングに
流さないトリートメントを
使っていたりするので驚きです 苦笑
(バカにしているわけじゃなく
勘違いさせてられっぱなしでお気の毒。。。)
それで
「うまくセットできない。パーマが出ない。」
っておっしゃられても
まずはスタイリング剤をつけてください
としか言いようがありません。。。
ではなぜ
こういったことが起こるかというと
単純に美容師が
イケてるスタイルをするため
コンプレックスをカバーするために
スタイリング剤が必須だということを
言わないからでしょう
そして例えば
骨格補正カットとか物理的にあり得ないことを
むしろ美容師が恥ずかしげもなく
言っちゃってるせいですね 苦笑
カットで骨格の補正なんて限界があって
どう考えたってワックスなどの
セット力のあるものをつけないと
後頭部にボリューム出るわけないですし
逆にボリューム出ちゃうところは
スタイリング剤で押さえつけないと
収まるわけがない。
キャッチーなのか知りませんが
美容師がそんなこと(骨格補正とか)言ってるから
カットでボリューム出してください。
広がりなくしてください。
みたいな物理的に不可能なことを素人は求め
流さないトリートメントで
スタイリングを終わらせる人が
続出しちゃうわけでしょうよ
で、結局理想のスタイルが手に入らない
僕は勘違いを正すのがプロの仕事
だと考えますが
勘違いしっぱなしにさせ
都合のいい理論で洗脳するのが
昨今の美容師のようです 苦笑
話はずれましたが
流さないトリートメントは
スタイリング剤じゃないですからね
イケてるスタイルをしたい
コンプレックスをカバーしたいのであれば
スタイリング剤が必須です
べたつくのが嫌とか
言ってる場合ではありません w
カットだけ。トリートメントだけ。
では限界があります
・摩擦による痛みを予防する
・ツヤを出す
・いい香り