【ちょー危険?!】ブリーチを使ったハイライトした髪に縮毛矯正はできるのか?!

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

 

ありがたいことにこのブログを読んで
縮毛矯正に関して
お問い合わせいただくことも
多いのですが

「ブリーチ(ハイライト)してるけど
縮毛矯正できますか?」

これは問い合わせランキング
上位に入ってくる案件でございます

 

しかしこれって、申し訳ないけど
”場合による”
としか言えないわけです

 

というのも、問題は
ブリーチしてるかどうかではなく

・どのくらい痛んでいるか?
・どのくらいのクオリティを求めているのか?

だからであります

 

【ちょー危険?!】ブリーチを使ったハイライトした髪に
縮毛矯正はできるのか?!

ブリーチといえば
髪の毛を終わらせるにはもってこいの
劇薬なわけですが

中には鋼の鎧をまとっているかのような
ダメージを受けにくい髪質の方も
いらっしゃいますし

インスタに載ってる、フィクションのような
ツヤツヤのサラサラのヘアスタイルがしたい
というよりも

多少ボリュームが落ちてくれればいいんだよ
って温度感の方もいるだろうし

そしたら縮毛矯正をかけることも可能でしょう

 

 

逆に言えば
痛みにくいわけではない髪の毛に
ブリーチしているけど
クオリティの高いストレートヘアを
求めている

そんな方は縮毛矯正かけて
満足いくわけがありませんから
ご自身でストレートアイロンを使って
スタイリングをしていただく方が間違いない。

無理にやって
チリチリになる可能性だってあるんですから 苦笑

 

 

ちなみに「最近のブリーチは痛みが少ない」
主張する美容師もいると思うのですが
確かにその通り。僕も100%同意であります

 

しかし

普通のカラーのダメージが10だとしたら
以前のブリーチはダメージ100

そして最近のブリーチのダメージは95 w

といったところで
確かに痛みは減ったけど
結局ブリーチには変わりない

 

結局のところ、いくら更生しようが
田代まさしは”田代まさし”
だということは覚えておきましょう 苦笑

 

 

ケーススタディ

 

例えばこちらの方

 

 

あ、間違えた。。。

こちらの方です

 

 

”大きくうねる”というよりか
髪の毛1本1本が捻じれている
捻転毛のお客様

広がるしまとまらないとのことで
縮毛矯正をご希望です

 

てか縮毛矯正の前に
まず気になるのが
毛先のスッカスカでありましょう。。。苦笑

 

 

あまりのスカスカ具合と
人間の毛髪とは思えないシルエットに
大変失礼ながらも、”熊手”かと思って
画像を間違えてしまったわけですが

こういった髪質の方って
1本1本がねじれが重なって
ボリュームが出てしまうわけで
”量が多いとかではない”のですよ。。。

 

なので、すきまくるという選択をするのは
僕には理解できないのですが
目をつぶって切ったのか?と思うほどに
すかれまくってるわけです 苦笑

 

 

漫画やアニメの世界では
剣技やスポーツの技を極めし主人公が
追い込まれた際に

目をつぶって必殺技を放つシーン
良く見かけるし
だいたい成功するわけですが

美容の技術を、しかも現実世界で
そんなことされては迷惑でしかありませんから
やめていただきたい w

 

まぁ今回はバッサリ切りたいとのことで
良かったのですが

いつもこのブログで
言ってるけど、すきすぎには注意です。。。

ヘアスタイルにならないですから 苦笑

すいてください!とか
軽くしてください!とか
安易に言わない方が良いですよ?

 

「量が多いのですいてください」ってオーダーすると変な頭が確定する理由

 

フツーの美容師であれば
ちゃんと状況を説明しご理解いただき
あまり量は削らない

ご理解いただけないようなら
すいたフリをするw

わけですが

 

良くも悪くも
普通でない人間が多くいるってことは
生きていれば実感すること
ちょこちょこありますよね? w

 

しかし今回は伝えたいことは”別のこと”

(話がぶれてしまうので
スカスカには触れないでいこうかと思いましたが
どーみても変なので無理でした)

 

気を改めて、ハイライトした髪に縮毛矯正はできるのか?

 

で、縮毛矯正をご希望なわけですが

例のごとく、ブリーチ使ったであろう
ハイライトが入ってるわけです。。。

 

写真を良く見ないと
分かりにくいと思いますが
全体にガッツリ入ってます 苦笑

 

 

ハイライト(ブリーチ)の何が
問題かというと
痛みが強いってのは当然なのですが

何といっても
髪の毛のダメージレベルがバラバラ。。。
ということ

ダメージレベルがバラバラだと縮毛矯正は激ムズ

薬剤を使う美容室のメニューは
髪の毛のダメージに合わせた
薬剤を選定します

縮毛矯正などの
比較的ダメージが強い技術は特に
シビアな選定が要求されます

 

なぜなら

・ダメージが強いところは
弱めの薬を使わないとチリチリになっちゃう

ダメージがあまりないところに
弱めの薬を使ってしまうとクセが伸びない

ってことになるからです

 

なので、薬剤の塗り分けってのが
絶対に必要な技術なのですが
ハイライトが入っているとそれが困難。。。

ってか無理 苦笑

 

ハイライトが入ってると
美しい縮毛矯正が難しい理由

 

ハイライトってこんな感じです

タイガースみたいになってしまいましたが
こんな感じに筋状に脱色して
明るい部分を作っていくわけです

 

しかし実際は
縮毛矯正の薬剤をつける時に
パネルとってみるとこんな感じ

 

 

マジでまばら。。。

こんなのに完璧な薬剤の
塗り分けはまず無理です

 

全集中の呼吸で
ダメージレベルに合わせた
塗り分けをやったとしても
はたして何時間かかるのか。。。

どうにか塗り終わったころには
最初に塗ったところは
放置時間5時間とかになって(フツーは10~30分)
もはや薬剤反応し過ぎて髪の毛おわってます

店も終わってます w

 

 

ですから、現実的な
薬剤の選定としては

脱色してある部分に合わせた薬剤選定か
脱色してないところに合わせた薬剤選定
もしくは、その間くらいの選定

になります

要するに、クセの伸びが不十分か
脱色してあるところはチリチリになる
可能性があるってこと

 

その場合、さすがにチリチリに
するわけにはいきませんから
(なっちゃってる人いるけど。。。)
弱めの薬剤を選択することが一般的

ってことは
クセの伸びがいまいちなる可能性が高く
そんなの嫌だとか言われても
じゃあチリチリになっていいんですか?

という話になり
それも死んでもイヤでしょうから

最終的に、仕上がりには多少
妥協していただくほかないわけです。。。苦笑

 

 

だから
縮毛矯正をかける必要があるのであれば
ハイライトは良く考えるべきなのです

 

マジで美容師の「痛まない」という言葉は
信用しない方がいいですよ?

 

普通のカラーなどで「痛まない」
100000歩譲って、まだわかるのですが
(痛まないことは100%ないけど
明るくしなければそこまでダメージはない)

「痛まないアイロン」とか
「やるほどにキレイになるアイロン」とか
言いだしてる、お花畑な奴もいますから
気を付けていただきたい

 

 

そして

200℃近い温度で髪の毛はさんで
痛まないわけねーだろ?!
痛んでんのはお前の脳みそだよ?!
アホなの?!

なんて下品な言葉を使わせないでくれ。。。
(勝手に使ってるのはお前やん 苦笑)

 

話を戻して
「どうしてもハイライトをやりたい」
というのであれば

・縮毛矯正をやった後
・ブリーチはしない程度の
明るさでのハイライト

が定石であります

 

縮毛矯正をやったあとであれば
ダメージはするし
手触りは悪くなると思いますし
美しいストレートとは
いかなくなるかもしれませんが

とりあえずクセは伸びている状態ですからね
(痛みで広がるかもだけど 苦笑)

 

 

ブリーチはしない程度の明るさでのハイライト
ってのは
未だに流行ってる外国人風カラーみたいな
コントラストはつかないけれど
多少の立体感は再現できるでしょう

それなら
ダメージのムラはできますけど
ブリーチするよりはよっぽどまし

 

まぁやっぱり
キレイな縮毛矯正を保つためにも
ハイライトはオススメできないですけどね。。。

 

しかしお客様。。。

もうやってしまったものは
仕方ありません w

 

伸びがいまいちか?
過度なダメージを負ってしまうか?

先にお伝えしたように
”多少の仕上がりの妥協”にはご理解いただき
縮毛矯正させていただきました

 

 

 

比較的クセも伸ばせたし
自然な感じにできたかと思います

が、正直手触りの悪さは否めない。。。

しかしまぁこの辺が限界かと

 

今回はバッサリ切らせていただいたのもあり
ダメージ部分は切れたし
たまたま上手くいきましたが

髪質やダメージ具合によっては
上手くいかないことの方がほとんどと
思っていただいた方がよろしいかと。。。

だから”場合による”わけです

 

やはり縮毛矯正をするのであれば
ハイライトは要検討でありますよ

 

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