動かぬなら、切り落としてしまえ【クセ毛ヘアー】

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

さて、コチラのお客様

カットでご来店なのですが
ここ最近
ヘナによる毛染めを始めたそうでございます

 

ヘナというのは
インドや中東で古くから使われてきた
植物由来の染料で

ヘナの葉を乾燥させて粉末にしたものを
水にといてペースト状にして
たんまりと頭に塗りたくるやつでございます

ちなみに
僕が美容師1年目なころ勤めていたサロンでは
日常的なパワハラとw
ヘナの取り扱いがあったので
知識がまるでないわけではありませんが

今現在、僕の店では扱ってないし
もう何年も触ってないので
ヘナについてそこまで詳しくないのが
正直なところ。。。

 

なので、ヘナを扱う予定も今のところないし
(粉をお持ち込みいただければ塗りたくります)
ヘナについて詳しく語ることは
僕にはできませんが、ヘナで染めていようが
ご来店いただくことは大歓迎でございます
(実際に何人もいらっしゃいます)

なんか知らないけど
ヘナ染めしている人はお断りな逆カスハラな
サロンがあるそうなので。。。

で、ヘナに期待される効果といえば

・白髪の染色
・髪質改善(毛髪強化)

この2つが代表的なところ

 

ヘナで髪の毛を明るくすることはできませんが
白髪を染めることができますので

白髪に悩んでるけど
ジアミンアレルギーなどで
普通の白髪染めができない方
(逆にヘナのアレルギー方もいらっしゃるのでお気をつけください)

または、化学物質や他の染料を混ぜてない
天然のヘナ(ナチュラル)であれば
基本ダメージはないに等しいので

カラーによるダメージを
気にされている方にとっては嬉しい
毛染めの方法なのです

そして、髪質の改善ですが
ヘナには収斂作用っていって
髪の毛を引き締める作用がありますので
それによりハリやコシが生まれたり

ヘナに含まれる成分により
保湿も考えられますため
髪質や髪の質感に悩まれている方にとっても
ヘナは活躍いたします

 

実は今回のお客様も
ヘナ染めをはじめてから
クセ毛が緩和されたようでございます
(個人差はありますがヘナ染めでクセ毛の緩和は良くある事)

コチラがヘナをする前

パーマとも言えなくはない
クセをお持ちでしたので
クセを活かす方向で
施術させていただいておりました

 

で、ヘナをはじめてこのように
クセが落ち着かれたわけですね

「めっちゃええやんヘナ」

そう思われたことと思いますが
このクセの落ち着き具合には
やはり個人差があるし、お客様の場合
かなり落ち着いているほうなので

これだけを見て
クセ毛の方がヘナ染めに期待してサロンへ予約
またはセルフヘナを考えて
ネットで注文するのは時期尚早。

 

「ヘナにしたけど
全然クセ落ち着かねーよ」と言われても
困ってしまいますので

もしお考えの際は、よーく吟味してから
ヘナへの移行をお勧めします

当然デメリットもあるわけですから

 

一応デメリットもお伝えしておきます

 

まずはアレルギーです

さっきも言った通り
ジアミンアレルギーで通常の白髪染めが
できない人にとってヘナは活躍すると
お伝えしましたが

当然ヘナにアレルギー反応を起こす人も
いらっしゃるわけです

世間では

化学製品=悪
天然物=正義

といった文脈で物事が語られることが
多いわけですが
そんなもんは天然のものを扱う企業の
マーケティングだったりするし

天然のものが体に良い?

そんなわけないのです

 

自然の中には口にすれば
死にいたる食物だってあるわけだし
天然100%のヘナであっても
体が拒否反応を起こす人は0%ではございません

次に「白髪が染まる」と申しましたが
ヘナで染めたその色はオレンジです
(ナチュラルヘナの場合)

白髪がちらほらある程度の方でしたら
そこまでオレンジ感を感じないし
リフレーミングすれば
オシャレなハイライト(メッシュ)とも
言えるでしょう

しかしそれには好みがありますし
白髪の割合が多い方は
ガチでオレンジ頭になりますので
人によっては許容しにくいお色かと思います

また、収斂作用により
濡れている時にキシキシするだとか

ヘナをしている髪は
通常のカラーで明るくできなくなる

パーマや縮毛矯正のかかりが悪くなる
(かかるけど技術の難易度が超上がる)

といった、人によっては耐え難いデメリットと
”牧草臭い”という
見逃せない要素もございます

特にやりたてや
濡れている時のその香りといったら
目をつぶれば
「マザー牧場にいるのでは?!」
錯覚してしまう方もおられるでしょう
(時間が経てば気にならないことが多い)

そう考えると、都会の人の多さや
コンクリートジャングルに疲弊してしまって
自然な香りに癒されたいあなたにとっては
ヘナの香りはむしろメリットなわけだけど w

 

まぁ、僕は気になりませんが
香りにはやはり好みがありますので

まだ親密でないけど、今後
親密になっていきたいと考える
想いをよせる人がいらっしゃるのであれば

結ばれるその日以降まで
ヘナ染めは控えておくのが吉かと
個人的には思います w

 

「なんの話やねん?!」なのですが
実はここからが本題(導入長すぎw)

 

ヘナによりクセが落ち着かれたお客様の今後

クセを出す方針でしたが
それにはクセが物足りない・・・

そして扱いにくい中途半端なクセと
言わざるをえない状況なのかと
個人的にはお見受けいたします

 

ということで、こんな時は
切ってしまうのがよろしいかと思います

動かぬなら、切り落としてしまえクセ毛ヘアー

動きが多いクセは
ある程度長さを残すことにより
その動きを活かせるってもんですが

中途半端なクセは残しても厄介なだけ。
(傾向の話です)

もちろんそのクセをブローやアイロンで
毎朝せっせと伸ばせればそれでも構いません。

クセが強かった頃は
それが大変でしたでしょうけど
緩くなった今なら
さして時間もかからないでしょうしね

 

そして切ってしまうことが
絶対的正解ではないし

長さの好みもあるでしょうから
動けないよう椅子に縛り付けて
無理やり短く切ったりしないわけですが w

「個人的には扱いやすくするには
それが良いのでは?と思いますけど
どーっすかね?」

とのご提案でございます

短く切らせていただき
ハンドドライ程度のスタイリング

クセ部分を
完全に切り落とせたわけではありませんが
厄介なクセがただのショートヘアーに
彩りを与えてくれる動きに変わりました w

↑これはただ僕に都合の良い解釈で
間違いないわけですが
扱いやすくなるのは
おそらく事実ではないかと思われます

 

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