こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
いつまで流行ってんだかわからない
ハイライトをつかったデザインカラー
僕は美容師ですが
立場上ハイライトが
あまり好きではありません
「やってくれ」と言われれば
やるのですが
入れる前に良ーく考えてほしいんですよね
なんせ髪の毛バサバサになって後悔する方も
少なくないですから。。。
ということで今回は
”やる前に知っておきたい
ハイライトのメリット・デメリット”
というのをお伝えしたいと思います
上に書いたように
僕はハイライト推奨派ではないので
デメリットに力を入れて書いてしまいそうですが
なるべくフラットな立場で
書いていきたいと思います w
ハイライトのメリット・デメリット
目次
メリット
白髪染めを繰り返した明るくならない髪の毛も明るくできる
白髪染めを繰り返している方で
明るくしたいとオーダーしたとき
「明るくならない」と、美容師に断られた。
または「明るく」ってオーダーしたのに
まるで明るくなった気がしなかった
そんなことが過去に
ありませんでしたでしょうか?
残念ですが
白髪染めを繰り返した髪の毛って
濃い染料がしっかり入っちゃってますから
明るくするのって無理に近い
って思っていただいた方がよろしいです。。。
できるにはできるのですが
明るくするには
”脱色や脱染”ってのをしなくてはいけなくて
それがちょー傷むわけです
なのでそこまでして明るくしたい人って
あまりいないと思うので
無理って思っておいた方が良いのかと。。。
しかし、ハイライトなどの
所々を脱色する方法をとれば
”最低限のダメージで明るい印象にすることが可能”
ということです
白髪がぼかせる プリンがぼかせる
これも聞いたことあるかもしれませんが
白髪でも黒髪でも、ハイライトが入ってると
染まってる毛と
新しく伸びてきた染まってない毛の
境目を少しぼかせる
ということです
特に白髪は
「1か月もしたら気になって仕方ない」
って方多いと思いますが
ハイライトの明るい部分が
伸びてきた白髪となじんで見えるようです
(個人的にはよくわかんないです 苦笑)
立体感が出る
これはよく言われることですが
ハイライトをいれると
髪の毛に陰影が出来て
立体感があるように見えます
特に動きのある
ヘアスタイルをされている方なんかは
ハイライトが映えて
スタイルにより躍動感を与えてくれます
おしゃれ トレンド
なんといってもコレでしょう
多くの方が
インスタグラマーや雑誌のモデルなど
流行の最先端を行く人たちに影響されますし
美容師もそーいった人たちが
やってるスタイル(デザインカラー)を
ホームページやインスタなどで発信しますからね
誰だってダサいと思われたくはないし
流行りのスタイルはやりたいものです
確かにおしゃれで可愛いと思います
さてここからはデメリットです
デメリット
傷む
まず、基本的にハイライトって
脱色するわけですが
傷まない脱色剤(ブリーチ)は存在しません
ウチのブリーチはダメージ何%カット!!
なんてほざいてますけど
脱色は脱色に変わりないので
強ダメージであることに変わりはありません
大体そーゆーのって言葉のトリックで
例えば”ダメージ90%カット”だとしたら
”10%しか傷んでない”みたいな
イメージを植え付けられますが
フタを開けてみれば
そのカラーを繰り返したときに
従来の物と比べると
切れ毛が90%くらい減りました”自社調べ”
とかだったりします w
確かに進化はしてるのでしょうが
それがどのくらいすごいかわかりにくい
しかし、”ダメージ90%カット”って言われたら
凄そうですもんね
そして、メリットの部分で
お伝えしたことではあるのですが
「所々しか入れないからあまり傷まない」
って言ったりするのですがそんなのウソです w
ほんのちょっと入れるくらいなら
そーかもしれませんが
それってハイライトの意味あるのかわかんないし
てか、それなりに数が入ってないとダサいです
(個人的価値観だけど)
しかも1回やっておしまいってわけじゃない
当然髪の毛は伸びて
ハイライトの位置も下がってきますから
また根元をぼかすために入れる必要があって
そしたらハイライトの量は
どんどん増えていきます
ってことはどんどん傷むってこと。。。
もちろん頭全体をブリーチするよりか
遥かに負担は少ないと思いますが
結果的にバサバサになってる人多いですから
”ハイライトはちょー傷む”
って意識をもっておくべきです
髪の毛はあまりに傷んだら
バッサバサのゴワゴワであることは
言うまでもないですね
治らないし。。。
ダメージがムラになる
ハイライトの最もやっかいなのがこれです
ダメージが強いってことは
今さっきお伝えしましたが
それがムラムラに存在するわけです
その状態にキレイなパーマや縮毛矯正は不可能
ってことは覚えておくべきです
ハイライトをいれて
その髪の毛が生え変わるまで
かける予定がないのであれば問題ありませんが
ハイライトが存在する髪の毛は
ダメージがムラムラなわけで
すると
ダメージレベルに合わせた薬剤選定
(ちょー大事な工程)
は不可能になりますから
といったリスクが非常に大きくなります
色が抜けたら汚く見える
何度も言いますが
ハイライトは基本的に脱色を伴う技術です
色をぬいたところに
お好みのカラーをのせるわけですが
イケてる色を保てるのは数週間です
人によっては数日です w
目に見えて色もちをよくする方法なんてのは
”頭を洗わない”くらいですから
頭を洗わなくても平気な人以外は
数週間でキンキンの、おそらく
キレイとは言いがたい状態になります
要は、頭を洗う洗わない
どちらにしても汚くなるということです w
・数週間(1ヶ月以内)に1度、美容室で染めれる方
以外の方でしたら(ほとんどの方)
ハイライトはやめておいた方が賢明です
ということで予想通り
ハイライトを入れることによる
デメリットに
力を入れる記事になってしまいました w
しかし実際に僕はハイライトを入れることへの
注意喚起をしたいわけで
みんなカジュアルに入れすぎだと思うんですよね。。。
後のこと考えてる?って
実は先日も、クセ毛で広がるから
縮毛矯正をご希望のお客様に
帰ってもらったわけです(申し訳ありません)
理由はハイライトが入りまくって
傷みが強いから。。。
実際にクセも強くて
矯正しないと大変だろうなって髪質の方でした
僕の技術不足といわれたらそれまでなのですが
やはりハイライトが入った髪の毛の
縮毛矯正はリスクが高く
無理にすればチリチリですから
そのほうがとんでもない頭になるわけで。。。
かけれないこともありませんでしたが
僕の技量では
お客様の求めているクオリティには
届かないと感じましたので
その旨お伝えし
相談の結果、今回はやめておこうと。。。
ちなみに
別にハイライトを否定してるわけじゃないし
実際入れて満足してる人もたくさんいるわけで
入れたい人は入れるべきだと思います
髪色も髪型も自分が好きなのをやるのが
1番いいに決まってますから
ハイライトをすすめないのは
髪の毛の悩み解決の提案や
縮毛矯正を多くやらせていただいてる
僕のポジショントークとも言えます
最先端のデザインを提供する立場だったら
ハイライトはきっとゴリ押しでしょう w
しかし、リスクがあることも
忘れないようにしていただきたい
ハイライトを入れないと美しくなれない人
なんていないと思いますし
傷みでバサバサになってて美しい人も
なかなかいないと思うので。。。
・薬剤強すぎてチリチリ