こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
いつまで流行ってんだかわからない
ハイライトをつかったデザインカラー
僕は美容師ですが
立場上ハイライトが
あまり好きではありません
「やってくれ」と言われれば
やるのですが
入れる前に良ーく考えてほしいんですよね
なんせ髪の毛バサバサになって後悔する方も
少なくないですから。。。
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/09/img_2446-scaled-e1695685126397.jpg)
ということで今回は
”やる前に知っておきたい
ハイライトのメリット・デメリット”
というのをお伝えしたいと思います
上に書いたように
僕はハイライト推奨派ではないので
デメリットに力を入れて書いてしまいそうですが
なるべくフラットな立場で
書いていきたいと思います w
ハイライトのメリット・デメリット
目次
メリット
白髪染めを繰り返した明るくならない髪の毛も明るくできる
白髪染めを繰り返している方で
明るくしたいとオーダーしたとき
「明るくならない」と、美容師に断られた。
または「明るく」ってオーダーしたのに
まるで明るくなった気がしなかった
そんなことが過去に
ありませんでしたでしょうか?
残念ですが
白髪染めを繰り返した髪の毛って
濃い染料がしっかり入っちゃってますから
明るくするのって無理に近い
って思っていただいた方がよろしいです。。。
できるにはできるのですが
明るくするには
”脱色や脱染”ってのをしなくてはいけなくて
それがちょー傷むわけです
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2021/04/img_4992-300x198.jpg)
なのでそこまでして明るくしたい人って
あまりいないと思うので
無理って思っておいた方が良いのかと。。。
しかし、ハイライトなどの
所々を脱色する方法をとれば
”最低限のダメージで明るい印象にすることが可能”
ということです
白髪がぼかせる プリンがぼかせる
これも聞いたことあるかもしれませんが
白髪でも黒髪でも、ハイライトが入ってると
染まってる毛と
新しく伸びてきた染まってない毛の
境目を少しぼかせる
ということです
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2022/01/img_6453-300x189.jpg)
特に白髪は
「1か月もしたら気になって仕方ない」
って方多いと思いますが
ハイライトの明るい部分が
伸びてきた白髪となじんで見えるようです
(個人的にはよくわかんないです 苦笑)
立体感が出る
これはよく言われることですが
ハイライトをいれると
髪の毛に陰影が出来て
立体感があるように見えます
特に動きのある
ヘアスタイルをされている方なんかは
ハイライトが映えて
スタイルにより躍動感を与えてくれます
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_7634-e1576748690623.jpg)
おしゃれ トレンド
なんといってもコレでしょう
多くの方が
インスタグラマーや雑誌のモデルなど
流行の最先端を行く人たちに影響されますし
美容師もそーいった人たちが
やってるスタイル(デザインカラー)を
ホームページやインスタなどで発信しますからね
誰だってダサいと思われたくはないし
流行りのスタイルはやりたいものです
確かにおしゃれで可愛いと思います
さてここからはデメリットです
デメリット
傷む
まず、基本的にハイライトって
脱色するわけですが
傷まない脱色剤(ブリーチ)は存在しません
ウチのブリーチはダメージ何%カット!!
なんてほざいてますけど
脱色は脱色に変わりないので
強ダメージであることに変わりはありません
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2020/07/img_3476-300x199.jpg)
大体そーゆーのって言葉のトリックで
例えば”ダメージ90%カット”だとしたら
”10%しか傷んでない”みたいな
イメージを植え付けられますが
フタを開けてみれば
そのカラーを繰り返したときに
従来の物と比べると
切れ毛が90%くらい減りました”自社調べ”
とかだったりします w
確かに進化はしてるのでしょうが
それがどのくらいすごいかわかりにくい
しかし、”ダメージ90%カット”って言われたら
凄そうですもんね
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/11/img_2860-1-300x194.jpg)
そして、メリットの部分で
お伝えしたことではあるのですが
「所々しか入れないからあまり傷まない」
って言ったりするのですがそんなのウソです w
ほんのちょっと入れるくらいなら
そーかもしれませんが
それってハイライトの意味あるのかわかんないし
てか、それなりに数が入ってないとダサいです
(個人的価値観だけど)
しかも1回やっておしまいってわけじゃない
当然髪の毛は伸びて
ハイライトの位置も下がってきますから
また根元をぼかすために入れる必要があって
そしたらハイライトの量は
どんどん増えていきます
ってことはどんどん傷むってこと。。。
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/11/img_2697-1-1-scaled-e1699191543860.jpg)
もちろん頭全体をブリーチするよりか
遥かに負担は少ないと思いますが
結果的にバサバサになってる人多いですから
”ハイライトはちょー傷む”
って意識をもっておくべきです
髪の毛はあまりに傷んだら
バッサバサのゴワゴワであることは
言うまでもないですね
治らないし。。。
ダメージがムラになる
ハイライトの最もやっかいなのがこれです
ダメージが強いってことは
今さっきお伝えしましたが
それがムラムラに存在するわけです
その状態にキレイなパーマや縮毛矯正は不可能
ってことは覚えておくべきです
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/12/img_2937-1-300x200.jpg)
ハイライトをいれて
その髪の毛が生え変わるまで
かける予定がないのであれば問題ありませんが
ハイライトが存在する髪の毛は
ダメージがムラムラなわけで
すると
ダメージレベルに合わせた薬剤選定
(ちょー大事な工程)
は不可能になりますから
といったリスクが非常に大きくなります
色が抜けたら汚く見える
何度も言いますが
ハイライトは基本的に脱色を伴う技術です
色をぬいたところに
お好みのカラーをのせるわけですが
イケてる色を保てるのは数週間です
人によっては数日です w
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/10/img_2555-1.jpg)
目に見えて色もちをよくする方法なんてのは
”頭を洗わない”くらいですから
頭を洗わなくても平気な人以外は
数週間でキンキンの、おそらく
キレイとは言いがたい状態になります
要は、頭を洗う洗わない
どちらにしても汚くなるということです w
・数週間(1ヶ月以内)に1度、美容室で染めれる方
以外の方でしたら(ほとんどの方)
ハイライトはやめておいた方が賢明です
ということで予想通り
ハイライトを入れることによる
デメリットに
力を入れる記事になってしまいました w
しかし実際に僕はハイライトを入れることへの
注意喚起をしたいわけで
みんなカジュアルに入れすぎだと思うんですよね。。。
後のこと考えてる?って
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/12/img_2901-1.jpg)
実は先日も、クセ毛で広がるから
縮毛矯正をご希望のお客様に
帰ってもらったわけです(申し訳ありません)
理由はハイライトが入りまくって
傷みが強いから。。。
実際にクセも強くて
矯正しないと大変だろうなって髪質の方でした
僕の技術不足といわれたらそれまでなのですが
やはりハイライトが入った髪の毛の
縮毛矯正はリスクが高く
無理にすればチリチリですから
そのほうがとんでもない頭になるわけで。。。
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2018/03/-e1521975340767.jpg)
かけれないこともありませんでしたが
僕の技量では
お客様の求めているクオリティには
届かないと感じましたので
その旨お伝えし
相談の結果、今回はやめておこうと。。。
ちなみに
別にハイライトを否定してるわけじゃないし
実際入れて満足してる人もたくさんいるわけで
入れたい人は入れるべきだと思います
髪色も髪型も自分が好きなのをやるのが
1番いいに決まってますから
ハイライトをすすめないのは
髪の毛の悩み解決の提案や
縮毛矯正を多くやらせていただいてる
僕のポジショントークとも言えます
最先端のデザインを提供する立場だったら
ハイライトはきっとゴリ押しでしょう w
しかし、リスクがあることも
忘れないようにしていただきたい
ハイライトを入れないと美しくなれない人
なんていないと思いますし
傷みでバサバサになってて美しい人も
なかなかいないと思うので。。。
・薬剤強すぎてチリチリ