縮毛矯正がかかった髪の毛にパーマをかけて【絶望する人の特徴4選】

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

 

「縮毛矯正した髪の毛にパーマってできますか?」

このご質問は良くいただくし
気になっている方も多いかと思います

 

まぁ縮毛矯正すると
ずっと代わり映えのないスタイルに
なりがちですから変化を求め
パーマって選択肢を考えるのも
自然なことでしょう

 

そして縮毛矯正特有の
毛先の不自然さ頭を悩まされ
どーにか動きをつけられないか?
って事でパーマを考えることも多いと思います

で、縮毛矯正した髪の毛に
パーマができるかどうかの答えは

「髪質と髪の毛の状態による」

ってことになります

 

そもそも縮毛矯正自体が傷みが
強い技術なわけだし
そこにパーマするのって実は難易度が高い。。。

さらにクセを抑えるために縮毛矯正したのに
今度はクセを作ろうとするわけですから

それって言ってしまえば
冷やし中華をチンするようなもんですから
色々とリスクを伴いますよね? 苦笑

 

とはいえ「髪質と髪の状態による」
って言われても
パッとこないと思うので

今回は『こーゆー人はまず無理ですよ』
ってことを今回お伝えしよう思った次第。

もしかしたら縮毛矯正かけてるけど
パーマをお考えの一部の方にとっては
悲しい内容になってしまうかもしれませんが

これを知らずにパーマをかけて
絶望しないために、ぜひ
スマホをおでこに押しつける勢いで
ご熟読ください w

 

だって髪の毛ってどうにかなったら
もう手遅れですからね。。。

トリートメントすれば!
なんて楽観的な考え持ってる方も
少なくないですけど

トリートメントなんてのは
極論、手触り良くするだけの効果です

スマホはデコに押しつけすぎて
画面が割れてしまったとしても
保証があったり、最悪修理費払ったり
買い換えればどうにかなりますが

どーにかなった髪の毛は
元に戻すことはできないわけです

 

ということで
画面が割れる勢いで押しつけつつ
ご熟読ください w

 

縮毛矯正がかかった髪の毛にパーマをかけて【絶望する人の特徴4選】

ホームカラーをしてる

こんな美容師のブログを
読んじゃってるくらいの方であれば
もう言う必要ないかなって思ったのですが
一応言っておきます

ホームカラーをした髪の毛に
薬剤を使った施術を行う場合は
仕上がりに妥協していただく必要があります

 

というのも、ホームカラーをしてしまうと
髪の傷みが強くなるのはもちろんのこと
もれなくそのダメージ具合が
ムラになるわけですが
それがもうサイテーなわけです w

パーマやカラーや縮毛矯正など
美容室で薬剤を使う技術は

髪の毛のダメージレベルの合わせた
薬剤選定ってのをしているわけですが
(それによりパーマがキレイにかかったりカラーがムラなく染まる)
そのダメージレベルがムラになっていると
それができないわけです。。。

 

正直いうと全体的に傷んでいた方が
まだやりやすいくらいで
ムラってのはまじで厄介なのです

その状態にパーマなんてのは危険すぎ

 

無理してかけると大体、顔まわりはチリチリで
(顔まわりは見える部分なので薬たくさんつけがちだから)
後ろはかかってないって仕上がりになります
(後ろは見えないからテキトーに染めがち)

 

ハイトーンのカラーやハイライトをしてる

昨今流行の明るめのデザインカラー

お洒落なのはわかるのですが
パーマとの相性は最悪です 

 

多くの方がカラーのよるダメージを
軽視しがちなのですが
髪の毛は明るいほど傷むのは当然のこと。。。

ダメージレスやケアカラーとか言って
傷ませない的な宣伝や
セールストークをする美容師が
多いので無理もないのですが

明るくするってことは
その分の髪の毛の黒色の色素(メラニン色素)を
破壊してるわけですから
傷んで当然なのです

縮毛矯正により、それなりに傷んだ髪の毛に
ハイトーンのカラーという
さらに傷む行為をした髪の毛は
あなたの想像以上に傷んでおりますよ?

 

あまりに傷んだ髪の毛に
パーマが美しくかからないことは
なんとなくご理解いただけると思いますが

仕上がりは
ゆるふわカールというか
どっちかっていうとソバージュです

チリチリ 苦笑

ハイライトを使ったカラーは
上に書いたホームカラーと
たいして変わりませんw

ダメージムラがとんでもないことになるので
美しいパーマは不可能です

 

細く柔らかい傷みやすい人

ここまででもわかると思うのですが
要するに
傷みが強いとパーマは無理ってことです

なので、非常に残酷な話ではあるのですが
髪が細く柔らかい方って一般的に傷みやすく
縮毛矯正した時点で
髪の毛の体力だいぶ削られちゃってますから
そこにパーマは難しいのが現実です。。。

 

あなたのせいじゃないのですから
どうにかして差し上げたいのですが
毛先に動きが欲しかったらご自身で巻く技術を
磨いた方が賢明です

髪の毛が細いってことは
髪の毛の中身(タンパク質)
少ないってことですから
そもそもパーマがかかる部分が少ないわけです
(ダメージ毛にパーマがかからないのも
そのタンパク質が流出して少なくなってるため)

ちなみに
そこにパーマを美しくかけるってことは
物理的に不可能なわけですから
「どんな髪の毛でも美しくパーマします」
みたいな奴がいたら近づいてはいけません

 

求める理想が高すぎる人

雑誌やインスタのイケてるパーマスタイルを
目指してパーマをかけると
だいたい思ってたのと違いすぎて
絶望します w

 

これはいつも言ってることですが
雑誌やインスタのヘアスタイル写真は
ただのフィクションであり
現実的にはあり得ないスタイルに
溢れているわけです

 

そもそも
パーマをかけたスタイルじゃない場合が
ほとんどだし

プロが完璧にスタイリングしたイケてる髪を
何枚もの写真に収めてその中で厳選した
イケてる静止画をさらにプロが編集、加工した
イケてる作品なわけですから

そんなもの現実世界のものではありません 

もしもいくらその写真通りに
上手にスタイリングできたとしても
通学、通勤のための鬼ダッシュで
もう終了ですから
フィクション以外の何者でもありません

 

ってのは言い過ぎかもしれませんが
それでもやっぱり
縮毛矯正かけた髪の毛にパーマって
難易度高いですから
雑誌のようなスタイルにはなりませんよ。。。?!

髪質や髪の状態が良ければ
近い雰囲気は出せるかもしれませんが
コテで巻いた方が圧倒的にキレイです

理想が高い人は、パーマではなく
ご自身で巻くことをオススメします

 

上からパーマしたい

それらの写真を見て
上から(高い位置から)パーマしたいって方が
少なくないのですが
矯正毛にパーマするなら原則毛先だけです

 

 

インスタのイケてるパーマスタイルでは
こーゆーのが多いのですが
頭の高い位置からカールがありますよね?

これってコテで巻いてるから
できてるわけでパーマでは不可能です。。。

 

現実では
髪は長いほど重力に引っ張られますから
そんな高い位置から
パーマでカールなんて出ないんですよね。。。

てかそもそも、広がるから縮毛矯正してるのに
上の方からパーマしたら
広がりまくるに決まってるのです w

 

最後にケーススタディ

 

例えばこちらの方も
縮毛矯正してるのですが
パーマをさせていただいています(この約半年前)

しかし、実のところ傷みが強かったため
キレイにかからないって判断で
1年半もの間
パーマをお断りさせていただいてました 

 

無理にかけてヤベー頭には
なっていただきたくないし

やっぱり傷みが強い髪の毛に
美しくパーマをかけれる理屈がなく
もし仮にかかっても
扱いにくいスタイルになること間違いなし。。。

ってことで1年半の間
我慢していただいたわけですね

 

とはいえそのダメージ部分もなくなれば

 

 

根元に縮毛矯正とデジタルパーマで
例のごとく
パーマは毛先のみです

 

で、縮毛矯正した髪の毛にしては
比較的キレイにかかってる方だと思うので
これ以上のクオリティを求めるのであれば
巻いた方がいいかと思うわけです

そしてもっと上からかけたい人も
ご自身で巻くことをオススメしますよ
(この状態に表面をちょっと巻き足すのもありだけど)

 

ということでまとめると
縮毛矯正かけてるけど

・ホームカラーをしている
・ハイトーンやハイライトが入ったカラーをしている
・細く柔らかく傷みやすい
・求める理想が高い
・上からパーマかけたい

こんな人は
パーマなんてしてはいけません

 

なんせ後悔してる人が
たくさんいらっしゃるので。。。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です