こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
ご質問いただきました
「美容室のカラーに
ランクみたいのがあるけれど何が違うの?」
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/09/img_2481-300x183.jpg)
確かに多くの美容室では
普通のカラーにプラス1000円すると
「こちらの〇〇カラーに変更できて
そちらの方が傷みが少ないですよ」
「さらに1000円プラスすると
〇〇カラーができて色持ちも良くなります」
って感じのシステムになってるところが多く
実際にそーいった説明を
美容室でうけたことある方は
多いのではないのでしょうか?
ということで違いを解説です
カラーをランクアップさせたときの効果とは?
普通のカラーとの違い
で、何が違うの?ってことですが
さっきさらっと書いちゃったんですけど
普通のカラーにプラス料金を払うと
っ場合がほとんでです
ですから
それに価値を感じるのであれば
プラス1000円2000円くらいは
払ってもいいのではないのでしょうか?
それが本当なら。。。w
以前にこんな記事を書いてます
↓ ↓ ↓
読んでもらえればわかると思うのですが
プラスいくらか払って
カラーをランクアップさせるのって
ほとんど、前処理剤って言われるやつを
カラー剤を塗る前につける
もしくはカラー剤に混ぜる
(混ぜるのは薬事法違反だけど 苦笑)わけなのですが
結局のところ
ダメージしないモノではなく
ダメージしてないかのように
カラー後の手触りを良くするものなわけで
そんなのは洗ってれば
そのうち取れちゃいますから
業界では”下水の肥やし”って
言われたりもしています 苦笑
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/10/img_2589-1.jpg)
そもそも最近のカラー剤は優れてるので
それだけでも手触り良くなるし
ダメージを抑えるとか言いますけど
そんなら最初っから弱い薬剤使えばいいだけで
ぶっちゃけいったら
プラス料金とるための口実なんですよね。。。
なので
「美容室のカラーにランクみたいのが
あるけれど何が違うの?」
って質問に正直に答えると
”気分が違う”
ってことになります w
とはいえ”気分”をあなどるなかれ。。。
というのがこの記事の本題
気分と手触りの関係
紹介したいエピソードがあります
僕がまだアシスタント時代
非常に薬剤知識に優れた
先輩がいらっしゃいました
・こんな髪にはこの薬剤のこの成分が有効だ
・こんな髪の毛にはこれをつけるとこーなる
・こんなダメージの仕方をしてるからコレとコレの配合でいこう
他のスタッフに比べると
使う薬剤の幅も広いし
薬剤の配合の比率にも非常に細かく
アシスタントとしては
勉強になるなってのと
めんどくさいなって気持ちで働いていました w
そしてある日
その先輩が担当しているお客様に
導入したての”前処理剤”を
しっかりつけろとの指示
もちろんそれは
プラス料金をいただいてのメニューです
当然その前処理剤の濃度なんかもこだわり
細く指示をうけていたのですが
僕はやってしまったのです。。。
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2022/12/img_0070-300x236.jpg)
その日はあまりに忙しく
ってのは言い訳ですが
要するに、その指示をうけた
前処理剤をつけるのを忘れてしまったのです
気がついたのはカラーも塗り終わり
というかそのお客様を
シャンプーしてるとき 苦笑
『ヤッベ。。。あれつけんの忘れた。。。』
僕は青ざめました
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/10/img_2590-1-300x225.png)
なぜなら薬剤に異常に細かくこだわる先輩。
そんな人は当然怖いです w
実際になにかミスしたときに
何度かケツを蹴られたこともあるわけで
(愛のムチです たぶんw)
今回のミスはケツどころでは済みません
もしケツにアザができたとしても
誰にも見られないで済むわけだし
もし何かの流れで見られたとしても
「何これ?蒙古斑?赤ちゃんみたいで可愛いね」
なんて言われるかもしれないですから
先輩なりの愛情です w
しかし今回のミスは
首が吹き飛ぶかもしれない
となると、当然言えません。
つけ忘れたなんて言えるわけもありません。
鬼ですら
首が飛んだらおしまいな今日ですから
人間である僕ならなおさら終わりです。。。
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/10/img_2568-1.jpg)
ということで
”知らないフリ”を決め込むわけですが
そのお客様がやはり気になるってことで
他の仕事をしつつも
ドライヤーかけて仕上げにさしかかっている
先輩とそのお客様の会話に
ダンボのような耳を傾けるわけです
するとどうでしょう
先輩
「どうですかこの手触り!新しい前処理剤なんですけどね
〇〇さんの髪質にはちょうどいいと思ったんです」
(前処理剤つけ忘れました)
お客様
「本当ツルツル〜!いつものカラーより
しっとり感が違いますね?!」
(いつもと全く同じカラーです。
つけ忘れてますから w)
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2022/07/img_3291-300x232.jpg)
どうやらお二方とも気がついていません
そしてお客様はいつも以上に満足して帰られ
ホッと胸を撫で下ろすのでした。
これが”気分”の力です
てか、プラス料金いただいての
メニューだったのにかかわらず
それをつけ忘れたってことは
ただのぼったくりですから
お叱りう受けるべきでしょうし
「大変申し訳ございませんでした」
としか、今となっては言えないのですが
お客様も先輩も
最新の前処理剤をつけたという”気分”で
手触りの良さを感じてるわけです
実際はいつもと変わらないカラーなので。。。
これをきっかけに僕は
結局処理剤ってなんやねん?!って思い始め
色々調べることになり
”前処理剤は下水の肥やし”
ってことを知ったわけです
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2022/02/img_7496-300x138.jpg)
ということで、カラーにおいて
プラス料金払ってランクを上げると
実際髪の毛には大した効果ないけど
気分は違いますから
そーいった意味では効果はありますよ
ってことです
なんか安いと不安ってのあると思いますし
お金払って安心が買えるのなら
良いのでないのでしょうか?
僕は買わないけど w
・色持ちが良くなる