こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
これは美容室でよくある失敗。
技術的というか、仕上がりの雰囲気が
要望とは違った場合に起こりえることで
ぶっちゃけ美容師的には
耳の痛い事象であります
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2024/03/img_3537-1-300x191.jpg)
単純に切りすぎたのでれば
わかりやすい失敗だし
どう考えても変な髪型であれば
技術力のなさによるものでありましょう
その場合、美容師は
一から技術を見直すべきであり
弁解の余地はないわけですが
”イメージと違う”
これは非常に難しい問題なのであります
もちろん、我々の勉強不足の部分が
大きいのだけど
それだけではないのが事実だと思うのです
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2024/03/img_3499-1-300x200.jpg)
「イヤイヤ、もしかしてイメージと違うことを
客のせいにするのかよ?!」
「どう考えたって接客する立場のせいだろ!
消費者のイメージを形にするのがプロだろう?!」
というも、ごもっともかも知れませんが
それではいつまで経っても
イメージ通りが手に入ることはないのかと
個人的に思うわけです
ということで、失礼を承知の
本記事とさせていただきます
もちろん自戒をこめて
美容室に行って【イメージと違う!ってならないための秘技】教えます
例えば「柔らかい感じにしてください」
とオーダーがあった場合
それは
・毛先に丸みがあることなのか? ・ふんわりボリュームが欲しいのか? ・柔らかい印象のヘアスタイルになりたいのか? ・実際に髪の毛を柔らかくしたいのか?
「柔らかい感じにしたい」という言葉は
これらの全てに当てはまってしまうし
あなたの真意は伝わらないわけでございます
例えば、毛先に丸みが欲しいのなら
ぶっちゃけカットで毛先が丸くなるのは
あり得ませんので
それはスタイリングの領域であり
イメージと違うって言われても
そうなるようにスタイリングを
していただかないと
イメージ通りになるわけがございません
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/12/img_2932-1-300x225.jpg)
または、そのスタイリングを楽したいなら
パーマや縮毛矯正などが
策の1つになるわけですが
そうではなくて
もし”実際に髪の毛を柔らかくしたい”のなら
一時的ではありますが
トリートメントなどが対処法になるわけで
パーマなんてしたら
イメージと違うに決まってるわけでございます
これは極端な例えだし
「その真意を汲むのが美容師だろう」と
言われればそれまでなのですが
そんな洞察力にたけた美容師はほんの一部
我々は髪の毛のプロだけど
ぶっちゃけコミュニケーションの
プロではないわけです(中にはいると思うけど)
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/12/img_3103-1-300x180.jpg)
逆に真意を汲もうとしても
お客様自身が”柔らかい感じ”の
具体的な仕上がりをイメージできていない場合も
往々としてあるわけで
そんなのイメージ通りに仕上がるかは
もはや運でございます
要するに美容室において
”定義のない抽象的な言葉は危険”
ということです
これは、消費者と美容師が
お互いが意識しなければ
ならないことであります
美容師はお客様の言ってる柔らかいと
自分が思っている柔らかいのイメージが
違う可能性が高いことを考慮した提案をし
そして消費者は
自分が思ってる柔らかいがどういう状態なのか
定義するべきなのであります
そしてその定義を伝えるために
”複数枚の画像”を持っていくことを
僕はオススメしてるわけです
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/11/img_2824-1-e1700365705935.png)
ようは、”柔らかい感じになりたいなら
あなたが柔らかいと感じる画像を
いくつか用意していきましょう”
ということ
ちなみのこの『複数枚』というのがポイントで
我々人間は、やはり髪型というか
髪型の雰囲気で選んでしまうわけですよ
雰囲気なんてこれまた曖昧で
定義のないことの象徴みたいなもんですから
1枚では危険極まりないわけです
複数枚持っていった方が良いことを語った
こちらの記事も、ぜひ熟読くださいませ↓
そして最後に
「画像を持ってこい」と言っておきながら
”画像通りになるわけがない”
ということも
美容室に行く前に理解しておくべきことです
「美容師が言うことじゃねー」
って思われたかもしれませんが
ほぼ全ての美容師が
言わないだけで思ってることですので
ここでぶっちゃけさせていただきます w
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2023/11/img_2827-1-300x300.png)
髪型とはカットもそうですが
髪質、毛量、生え方、生え際の形
骨格、輪郭、顔の大きさ、体格などなど
これらの要素により完成するわけですが
これらが全部同じ人なんていないのですから
画像と同じカットを試みても
同じ髪型になんてなるわけがないのです
もちろん似ている要素が多ければ
近い雰囲気にはなれると思うし
美容師はそれを目指すべきなわけですが
全く同じにはならないってことは
ご理解いただきたいのです
ちなみに当然だけど
髪型を作る要素のうち
似て非なるものが多ければ多いほど
まるで違う髪型になります w
例えば良く使われる例のこのお二方
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2024/03/img_3580-1-300x187.jpg)
カットはたいして違いないと思うわけですが
あなたのお持ちの髪質等の数々の要素が
永野よりであれば
「ノッチの髪型にしてください」って言って
その通りにカットしてもらったところで
悲しいかな。。。
永野のように見えてしまうわけでございます
「イヤイヤ、永野の方が短いじゃないか?!」
って思われる方も
いらっしゃると思いますが
永野の髪の毛をノッチ同様
アゴ下くらいに設定したら
おそらくボブというか
ミディアムくらいの長さに感じますよ?
肩につきそうだし
![](https://masaki222.com/wp-content/uploads/2024/03/img_3580-1-300x187.jpg)
それこそ髪型が違います
といった具合に、その人が持ってる要素により
同じ髪型目指しても
そして実際に同じ髪型だったとしても
”同じ髪型に見えない”ってことは
良くあることなのですよ
そりゃイメージと違って当然でしょう
なので、そうならないためには
「同じ髪型になるわけがない」という理解と
先ほどお伝えした
人によってイメージするものが異なってしまう
抽象的な言葉をなるべく使わずに
(使ってもいいけど定義を決めてください)
画像を複数枚持っていきましょう
そして美容師はお客様に親身になり
真意を汲む努力を怠ってはいけない
ってことでございます
・思っていたのとなんか違う