こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
こちらのお客様
昨日の記事の方なのですが
”根折れ”という縮毛矯正の
悲劇的失敗をされた上に
前下がりに頼んだのに
前下がりになっていないという
不思議体験をを同時にされていたそうで
なんなら
美容室2回連続で前下がりに頼んだのに
前下がりにならなかったそうです
そんなのオムレツ頼んだのに
オムツが運ばれてくるようなもんですから
「誰が赤ちゃんやねん?!」と
失礼すぎるし、あんまりなわけですが
実はコレって美容室あるあるの1つと
僕は感じていたところであります
ということで今回は
個人的な推察ではありますが
オムレツ頼んだのにオムツがくるかのごとく
”前下がりって言ったのに
前下がりになっていない”この七不思議を
解明していこうと趣旨の記事になります
ちなみに、オムレツ頼んだのに
オムツが運ばれてきた場合は
「わー♪ふわふわ〜美味しそー」と
先ほどのノリツッコミすることで
その場の空気を壊さずに
お食事を楽しめるのかと思います
前下がりに頼んだのに前下がりにならない理由
ちょーざっくりにいうと
前下がりな髪型って
前の毛より後ろの毛が長い状態なので
その髪型の細かな部分やクオリティさておき
前より後ろを短く切るだけなので
そうならない意味がわからないと
感じるかと思うわけですが
その理由は以下のことが考えられます
それぞれ見ていきましょう
下を向くから
前下がりに頼んだのに
前下がりにならない理由で1番多いのが
これと僕はにらんでおります
というのも
美容室でカットされてる時って
スマホや雑誌を見る方が多いと思うのですが
すると少なからず
下を向く姿勢になるかと思います
美容師的理想は
美しい姿勢で正面を見ていただく
ことなのですが
それを強要することはあまりないし
てかむしろ、下を向いていただいて
首や頭蓋骨に毛を張り付けて
切りたい場面もあったりもしますからね
しかし理由はなんであれ下を向いた状態で
前下がりに切ったとしても
上を向けば毛先のラインの
角度は変わりますから
正面向いたら全然前下がりやないやん。。。
となるわけです
イヤイヤ、プロなんだから
そのくらい想定して切れよ。。。
おっしゃる通りでございます w
襟足の位置が低い
生え際の位置というのは
M字ハゲを代表に
人それぞれであります
オデコと前髪の境目である
生え際はよく見える位置なので
わかりやすいですが
襟足の生えている位置というのは
なかなか他人と見比べることはないだろうし
てか人の襟足の位置なんて
どーでもいいですよね w
しかしながらその位置というのは
人によって結構差があって
ヘアスタイルを大きく左右します
極端な例を挙げると
・サイドの毛がアゴくらい
この条件で「前下がりに切ってくれ」
これってどー考えても無理ですよね?
美容師の技術では
生え際の位置を移動させることなんて
できやしませんから(できたらハゲの悩み解決)
襟足の位置がアゴくらいなら
それより短くなんてできないわけです
であればサイドの毛の長さにより
できる前下がりの角度は決まってしまうし
襟足の生え際の位置が
あまりに低い位置にございますと
前下がりを目指したら
一般的な前下がりより
サイドの毛はだいぶ長くなるわけです
(こちらの方は前下がりというかフラットだけど)
もちろん襟足の毛がお父さんのお髭くらい
ジョリジョリになろうとも
剃刀で剃り落として良かったり
全体的に長めの前下がりなっても
よろしければ
前下がりにすること自体は可能なわけですが
・それではバランスが悪い
・扱いにくい
といった美容師がプロとして
感じることがあるわけですね
これが3つ目の”美容師の気遣い”というやつ
美容師の気遣い
それってありがた迷惑じゃね?
そう思われているかと存じ上げますが
これもその通りでございましょう 苦笑
・長い前下がりなんて変でしょ。。。
・後ろがあまり短いと
スタイリングしにくいだろうな。。。
もしかしたらその傾向は
あるのかもしれないけど
これらは美容師が
勝手に思い込んでることであって
「前下がりって言ってんだから
前下がりにしてくれよ!」
というのがお客様のお気持ちでしょう
もちろん襟足ジョリジョリになる。
後ろが短いとアイロンなどやりにくくなる。
などの要望の前下がりをすることによる
リスクやデメリットは
伝えるべきでしょうけど
それを理解していただいたのなら
前下がりにしたいお客様に
前下がりを提供するのが
美容師の正しい態度なのかなと。。。
ということでこれらのことを
まとめますと
前下がりを頼んだのに
前下がりにならに理由は
要するに“美容師のミス”
ということでございます 苦笑
なので前下がりに頼んだのに
前下がりにならないのなら
美容室を変えるべき
という当たり前の話になってしまいました
・襟足の生え際の位置が低い
・美容師の気遣い