こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
先日お客様に
「友達から梅雨時期はパーマをかけると
セットが楽だよって聞いたんですけど
そーなんですか?
楽になるならかけたいんですけど」
ってご質問というか、ご要望をいただきました
一般的にこの湿度の高い時期は
髪の毛に不具合を感じる方が
多くいるのは事実なので
楽にセットできるに越したことないでしょうから
パーマして楽になるならパーマかけたい気持ちも
よーくわかります
なので「パーマしましょう」
とは、残念ながらなりません w
というのも、美容の技術なんて
前提が違えば同じ技術を行っても
全く違うものに仕上がるからです
美容に技術や商品の効果は全て【前提次第】って身もふたもない話
お客様のいう
そのお友達のパーマをかける前の”前提”である
髪質や長さ、髪の毛の状態(傷み具合)は
分かりませんが
ご本人が言ってるのですから
パーマをかけてセットが
実際に楽になっているのでしょう
そしてそれはあり得ることです
しかしみんながみんなパーマしたら
梅雨時期のセットが楽になるかは
その前提である髪の毛次第
例えば、広がるクセ毛がパーマをしたら
さらに広がるのは当然だし
なんらかの原因により
それなりにダメージを負ってる髪の毛に
パーマをかけても
キレイにかからない場合が多いし
むしろスタイリングが大変になるのは
あるあるです
それは技術がイマイチだから。。とかじゃなくて
前提がまるで違うからです
(技術もなくはありませんが)
料理の場合で例えると
唐揚げを作るのに鳥もも肉を使うとして
もも肉の産地や鮮度、鳥の育て方によって
唐揚げの出来上がりに
多少の違いはあると思うのですが
もも肉で作った唐揚げには違いない
しかし髪の毛の場合、そのもも肉が
むね肉だったり、ささみだったり
あるいは豚肉、牛肉だったりするわけですよ
要するに前提が全く違う
であれば、そのお友達のように
パーマにより梅雨時期のセットが楽になる
同じような髪質に似たような髪の状態である
必要があるわけですが
ま〜だいたい違うわけです
なのでそーいった友達の
「〇〇っていいよ」って言葉は
話半分に聞くようにしましょうね
ってことをお伝えしたい
これってシャンプーとかも同じで
いくら髪が美しい友達から使ってるシャンプーを
激押しされても
前提が違えばその友達のように
満足することはあまりないのですよ
美味しい唐揚げをオススメされた場合は
その唐揚げのおいしさを感じる
”人間の舌”という前提は
そこまで違いないと思うので
普通に美味しく感じるんだろうけど
(好みもあるだろうけど)
髪の毛の場合は
長さ、量、髪質、傷み具合、普段の扱い方、
カラーやパーマや縮毛矯正などの履歴
頭皮の状態(油分の多さ)などの前提が
まるで違うわけですから
同じ結果を得られることなんてまずないわけです
と、パーマとシャンプーについて
書いてきましたが、もはやこれは
美容の技術や商品すべてにあてはまります
シャンプーもそうだし
トリートメントも前提が違えば
ある人にはオススメのものかもしれませんが
ある人にはとっては
使ってはいけないようなやつだったりするし
カットも顔、髪質、頭の大きさなどの
前提が違えば、同じスタイルを作っても
まるで見え方が変わってきます
例えばひし形シルエットの髪型作る場合
ボリュームが出やすい髪質の方は
何となくひし形になりますが
猫っ毛の人に同じカットしても
まるでひし形になりません 苦笑
(トップがぺちゃんこになるため。それが猫っ毛)
なんなら”お店自体”も貴方は良くても
お友達は気に入らない可能性が高いですから
美容室って紹介とかで行くべきではなかったり。。。
と、僕は思います
ということで、今回の
「楽になるならパーマしたい」と
ご要望であったお客様の場合
縮毛矯正をかけさせていただていたし
長さ的にもパーマをかけて
いい感じになる状況でもなかったので
パーマはお断りさせていただきました
美容師をしていると
「○○っていいって聞いたんですけど
どーなんですか?」
こーゆーことをめちゃくちゃ聞かれますけど
そんなの人によるから答えようがない
ってこと良くあります
まぁ「人による」で
終わらせてしまってはそれまでだし
あなたに合うものを
一緒に考えるのが美容師の仕事だと思うけど
他人と同じことをしても
同じ結果を得られるわけではないってことは
ご理解くださいませ
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