【〇〇な縮毛矯正をやる美容室はダサい!?】自然な縮毛矯正の施術例

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

さて、こちらのお客様

縮毛矯正でご来店であり
ボテっとした重たい印象から
アヒルさんのお尻のようなシルエット。w

ショートボブっぽい
ちょっと軽い雰囲気をお求めであります

で、早速ですが
仕上がりでございます

少し段差をつけさせていただきまして
軽い印象に

縮毛矯正も自然な丸みを描く仕上がり
させていただきました

 

後頭部の毛量が比較的多めなお方なので
ガッツリすきたくなるところですが

そんなことしたら丸みもクソもなくなって
ただのスカスカすだれヘアーになってしまうので
多少の重さは許容していただきたいところ。。。

といった、あっさりな施術例なのですが

どうやら前回
かなり縮毛矯正にこだわっている美容師の方の
施術をお受けになったそうで

別にその仕上がりに不満とかなかったように
お見受けしたわけですが

その前回の施術についてのお話を伺い
気になったところが1点

 

今回はそいつを深掘っていきたいと
思うわけですが
別にその美容師さんを否定しているわけではない

ということを最初にお伝えしておきます w

てか良い結果を出してくれてるわけですから
素晴らしい技術をお持ちの方なのでしょう

ただ、考え方が僕とは違うだけ

 

化学調味料を使おうが
使わなかろうが
美味ければそれが正義の料理の世界の如く

美容の技術も美しいスタイルや
お客様の満足を提供できているなら
それで良いわけです

 

ただ美容師としての
コンセプトが違うだけであり

縮毛矯正等で
お客様の豊かな人生のお手伝いをする
目的は同じ仲間なのです w
(そっちはお断りかもしれないけど苦笑)

ということで
その気になる部分というのが

「毛先に自然な丸みをつけるなら
良い薬剤を使用しなくてはならず
プラス料金がかかってきます」

というもの

 

これはビジネスの世界でよく使われる
アップセルという手法

「もっと美しくなれますよ」
より上位のものを提案し購入していただく
売上向上施策であります w

年会費が無料の
クレジットカードの会員に対して
上位グレードの有料のクレジットカードへの
移行を薦めるアレがアップセル

別にその上位のものが素晴らしく
本当に必要ですすめるべきなら
消費者は嬉しいわけですが

美容師の「毛先に自然な丸みをつけるなら
プラス料金の良い薬剤を使用しなくてはない」

これってずるくない?
って僕は思うのです

だって誰がわざわざ
毛先を不自然なシャキーンにしたいねん?!

もはや強制的アップセルw

 

横暴な医者の
「死にたくないなら手術しかありません」
これと対して違わないでしょう

断れねー 苦笑

そしてこのお客様の足元を見たアップセルは
個人的には最高にダサいと思っているわけです

 

「これにすればもっと手触りが良くなる」
ってことなら
100歩譲ってわかりますが

「プラス料金を払わないなら無理」

これはアップセルというより
恐喝に近い w

 

というのも

もちろん僕ら美容室を営む人間は
生きるための売上を作るために
そのメニューの原価率ってのを
考えなくてはなりませんから

仕入れる薬剤が高ければ
施術料金も上がるのは当然なわけですが

毛先に丸みをつけるのに
なぜプラス料金の薬剤が必要なのか?
正直、理解に苦しむわけですよ。。。

 

なぜなら

僕は特別プラス料金を頂かなくとも
いつも使ってる薬剤でそれ(毛先の自然な丸み)
可能にしてるからです

これは僕の知識、技術が
優れているからとかではなく
そんなもんだからなのです

一定の知識技術を持っていれば
誰でもできるわけですよ

 

むしろ大事なのは薬剤のスペックというか
”そもそも丸みがつく髪の毛の状態なのか?”
といったことで

薬剤というか髪の毛次第。
(あと美容師の知識や技術)

丸みのつく髪の毛の状態なら丸みはつくし
そうでないなら何を使っても丸みなんて
つかないわけです

 

「そもそも良い薬剤ってなんやねん?!」
って僕は思うし

良い薬剤があるなら
悪い薬剤もあるというわけで

「じゃあなんでわざわざ悪い薬剤を
扱ってんねん?」w

良い薬剤だけで良いじゃないですか?

 

てか縮毛矯正の薬剤ってのは

薬剤
PH(ペーハー)・・・酸性 中性 アルカリ性
還元剤・・・チオ シス システアミン GMT スピエラ etc

熱入れ
アイロン高温 アイロン低温 ブロー式

これらの組み合わせや
その薬剤の濃度などで作られるわけで

良い悪いってか
どれがあなたの髪質や髪の毛の状態に
合っているのか?ということなのですよ

なので僕的には
プラス料金を払わないと
お客様にマッチした薬剤が使えない
その意味がわからない

キャバクラの指名かよ w

例えば最近、”酸性ストレート”っていう
酸性の薬剤を使用した縮毛矯正を
メニュー展開している美容室も多いのですが

これも一般的なアルカリ性の縮毛矯正よりも
高額な場合が多くて
僕はヘドが出そうなのです w

 

酸性が良いか?
アルカリ性が良いか?は
髪質や髪の毛の状態次第で

酸性の方が
ダメージが少なく自然な仕上がりで
クオリティが高いとか幻想ですからね?

そー言ってる美容師多いけど w

 

「酸性ストレートでやばい頭になったので
助けてください」って方が
僕のもとに何人も訪れるのが良い証拠です

【気をつけたい勘違い】酸性ストレートは”根折れ”しないのか?!

さっきも言ったけど
酸性がクオリティの高い仕上がりを
約束してくれるなら

じゃあアルカリ性の縮毛矯正を
用意しておくなよ?!って話だし

ぶっちゃけ酸性、アルカリ性と
コストは大して変わらなし
その2つで料金が違うのは
単価アップの口実でしかありません

 

ちなみに僕は
お客様の髪質、髪の状態により
勝手に合うものを使い分けております

当然プラス料金なんていただきません

逆にいうと
「酸性ストレートしたいです」
といったご要望も受け付けておりません

それは、あなたに合う薬剤は
プロである美容師にしか
判断できないと思うからです

結果的に酸性でやる場合もありますが
アルカリ性の方が美しく仕上がりなら
そっちを使うのが良いに決まってますからね

 

もちろん

・髪質改善酸性ストレート 20000円
・アルカリ性の一般的な縮毛矯正 15000円

ってやった方が
髪の毛の悩みが深かったり
美意識の高い方を相手にするなら

当たり前のように
前者を選択する方が多いでしょうから
店の売上げは上がると思うのです

しかし、それがダサいと言っているのです

ちなみに、こだわりの強い
ケミカルオタク美容師にありがちなのですが
なんやかんや化学を語って薬剤に色々添加したり

薬剤つける前に
なんかしらの処理剤を複数種類ふりかけたり

こだわって施術した仕上がりは
素晴らしいものなのでしょうけど
だいたいがオーバースペック。

消費者には違いが分からないところを
こだわって料金がかさむというありがた迷惑

 

↑これは個人的意見だし
ケミカルオタクな美容師さんに
「お前は何もわかっていないな?!」
って怒られるかもしれないけど

美容の技術に必要なのはハイスペックであり
オーバースペックは趣味でやっておくれよ。
と思います

だって消費者は違い分からないんだから。。。
ちなみに僕も w

実際に「すすめられて上位のメニューにしたけど
違いが分からなかった」
って声はめっちゃ聞きます

あなたもきっとそんな経験がございましょう

 

もちろん気分は違うと思いますよ?

色々つけときましたって言われたら
なんか良さそうな気がしてくるし

15000円の縮毛矯正より
30000円の縮毛矯正の方が
仕上がりが美しい気がしてくるってもんでしょう

 

なので、薬剤によって値段が違うことに
全く意味ないとも思わないし
そーゆーお店を否定しているわけではないのです

 

しかし個人的には
プラス料金しての薬剤ってのは
基本的に必要ないと思うし

それが断れないものなら
ダサすぎて鼻が曲がりそうです w

 

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