こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
「ヤバイことになったから
助けてください」
といったレスキュー要請をいただくことも
良くあるわけですが
先日のお客様からは
昨日かけたパーマでヤバイことになったので
明日助けてくださいといった緊急要請
運良くベッドも1床だけ空いておりましたので
何事かと、受け入れさせていただいたのですが
確かにやべー状態でございました
ゴワゴワといった表現が
これほどまでにマッチする髪の毛も
珍しいわけですが、まさにゴワゴワ。。。
目を瞑ってしまったら
その手触りは髪の毛とは思えないだろうし
おそらく食器洗うスポンジとして使ったら
さぞかし良く油汚れを落としてくれるのかと
思うわけですが
さっきから失礼なこと言ってねーで
はやくしろや!とのご指摘はごもっとも
大変失礼いたしました
どうやら大事なお写真を撮る機会が
間近にあるようですから
そりゃ119番したくなる気持ちもよくわかる
話を聞くと
縮毛矯正がかかっているようで
そこにパーマをして
食器洗いになってしまわれたご様子であります
単純にパーマのかけ方を
ミスってしまったのか?
そもそものパーマを
かけていけない状態のところに
無理やりかけてしまったのか?
判断は難しいのですが
痛みは出るかもしれないって
話だったみたいなので、おそらく後者。。。
縮毛矯正のかかった髪の毛にパーマって
難易度高いですから
慎重に行うのが正しい態度
なんなら「ゴワゴワになるかもしれない」
というリスクを説明し
場合によっては断ることを
視野に入れなければならないわけです
なぜならこーなるからです
痛みが出るのは
パーマをかければ仕方ないことなのですが
こっちが気になってんのは
痛みが出て”どうなるか?”ってことであり
「こーなるならやりたくないんじゃい」
とのお気持ちでしょう
これはパーマをお考えの方に
そして無謀な美容師にも
覚えておいていただきたいことですが
無理なもんは無理ということ
痛みが強い髪の毛や
髪質的に現実的ではないヘアスタイルを
求めてしまっていたり
そんな時パーマをかけても
失敗しかあり得ません
だって物理的に無理なんだもの。。。
テクニックや経験、知識うんぬんの話ではなく
遠慮なくいうと
「パーマが美しくかかる髪の毛ではない」
ということなのです
だから美容師も断れや
という話なのですが
できる?できない?の
正しい判断が美容師としての
能力が試されるところでありましょう
個人的には
少しでもリスクがあるなら断るべきと
考えております
だって下手したらこーなるので
(何度もさらしてすいません。。。)
または、かけても良いけど
「仕上がりには期待しないでください」
「文句言わないでください」
などの条件をつけて
それにご理解いただけた方にだけかける
それでもゴワゴワになる可能性があるなら
やはりかけてはいけないと思うわけですが。。。
「ゴワゴワにならないようにやりますが
そのため薬の効きがあまく
あまりかからないかもしれない」
そんなニュアンスならわからなくもないけども
どちらにせよ
”ヤバイ頭になるリスクがあるならやってはダメ”
今回のお客様のお怪我を見て
自戒を込めてそう思った次第でございます
ということで
緊急手術を行なっていくわけですが
考えられる策は3つであります
ヤバイところというと
パーマがかかっているところですから
ボブくらいになっちゃうでしょう
しかしそれだと
もはや大失恋したときのくらいの
大きなスタイルチェンジですから
できれば避けたいところ。。。
別に良いのなら
切っちゃって問題ないのですが
元々短くするつもりがなくて
パーマをかけたわけで、短くするなんて望んでない
てか、お辛い失恋の上
さらに美容師の失敗のせいで
短くするハメになるなんて
あまりにもひどい仕打ち。。。
失恋なんてしてないんだけど 苦笑
てか今時いるんですか?失恋してバッサリ切る人 w
ということは
パーマを落とす策が望ましいわけですが
それはそれで
また薬剤をつけることになり
さらに痛ませる地獄の所業
となると”あきらめる”
といった最も無慈悲ではあるけど
安全な策がよろしいでしょう
要するに、現状はどうすることもできないので
怪我した毛先をチョコチョコ切りつつ
まさに失恋の傷が癒えるかのように
時間をかけて元に戻るまで様子をみましょうね
ということです
全治まで2年ほどかかるわけですが
どうすることもできないんだから
いた仕方ない。。。
いや、マジでそーなることも
あるんだから
美容師の無謀な施術には
気をつけていただきたいところです
なんだかんだ言っておりましたが
パーマ落としさせていただきました
大怪我ではあったのですが
まさに、首の皮一枚でつながっていた状態でしたので
薬剤をつけてきれいにすることができました
とはいえ、本当にダメそうな所は
切らせていただいたわけですが
そこまで大きなスタイルチェンジはしなくとも
救助完了といったところでしょう
ということで
縮毛矯正がかかってる髪の毛の
パーマはマジで気をつけましょう
このブログでも
そんな施術をいくつかご紹介してますが
やはりみんながみんなできることではなく
髪の毛の状態によっては
マジで無理なのです
どうしても動きが欲しいなら
ご自身で巻くことをお勧めいたします
・上手くできない
・すぐとれる
そんなことも聞くのですが
それは許容してください w
こーなりたくなければ
・ゴワゴワパーマを落とす
・あきらめる