こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
先日のお客様は
酸性ストレートをかけたら
根折れしてしまったので治してくれ
とのご要望。。。
かけてから少し経って
90度に折れてるやん。。。と
違和感を感じたようですが
また失敗されるのが怖く
半年ほど放置してしまったそうです。。。
(矢印のところジョリジョリ。
良く見ると切れている部分もあり)
確かに、またやばい頭になるのはごめんだし
不幸中の幸い
折れているのは一部ですから
そこまで目立ちはしないので
またの失敗のリスクを負うなら
放置で手を打つのもなくはない。
でもやっぱり、放っておいても
治らないし
てか切れちゃうかもしれないし
良く見たらジョリジョリに折れてるし
本人の感じる手触りは
目をつぶったらお父さんの朝方のヒゲと
間違えるほどであります
ちなみに、酸性ストレートってのは
酸性の薬剤を使用した縮毛矯正なのですが
「最近酸性ならダメージしない」とか
「酸性なら髪の毛硬くならない」とか
「毛先ツンツンしない」とか
中には「根折れしない」とか
ぬかしてる
美容師が多発しており
今後の美容業界の先行きが不安でいっぱい
なのは僕だけではないでしょう。。。
一部の脳が溶けて鼻から垂れ流してる
美容師のおかげでw
酸性ストレートが何かこれまでにはない
新たな技術と勘違いしてしまう方が
多くいらっしゃるのですが
酸性ストレートって
ただ薬剤が酸性の縮毛矯正です
なのでその矯正がかかる理屈は同じだし
てか酸性の縮毛矯正なんて10年以上も前から
ありますから
特別、これまでの常識をくつがえす
最新技術というわけでもないのですよ
確かに、僕も酸性の薬剤は使ってますけど
昔に比べるとだいぶ使いやすい印象だし
良くなってるのは間違いないとは感じます
アルカリ性のもの。酸性のものと
使い分けさせていただいております
しかし、いくら進化した酸性の薬剤であろうと
縮毛矯正には変わりはなく
やろうと思えば
傷みでチリチリにすることも
ツンツンにすることも可能なわけです
結局はその薬剤を使う”人間次第”
切れ味の良い優れた包丁も
使う人間によって
調理器具にも凶器にもなるように
酸性ストレートも
その仕上がりは人によりけりなわけですよ。。。
今回のお客様は酸性ストレートで
根折れされちゃったわけだし
なので「酸性ストレートだから〇〇」
みたいなこと言っちゃうやつは
信用ならないし
お客様も酸性ストレートを求めて
美容室に行くことは控えておきましょう
(美容室は人で選びましょう)
とお伝えしたい
ということで
今回は酸性ストレートの是が非を
語りたいわけではありませんので
ここまでにしておいて(すでに長いけどw)
もうなってしまった仕方ないことを
「こうすれば良かったね」
というのは、後の祭りなわけで
悔いても仕方ないわけだし
お客様には失礼に当たるかもしれない。
しかし一応、人の為になる内容を
発信を目指すブログなので
今回のお客様には申し訳ないけど
同じような想いをして欲しくない方への
情報としてお伝えしたいことがあるのです
それは
「しっかりかけてとか言わない方が良いよ」
ということ
お客様的には
毛量やクセ、骨格的にハチ上の
ボリュームが出やすいとお見受けするし
実際に気になるようで
「ハチ上はしっかりかけてくださいと」
オーダーされたようです
もちろん、そんなのは
気になってんだから当たり前なので
言っちゃう気持ちはわかるわけですが
縮毛矯正って
かかってるか?かかっていないか?
のどちらかなわけで
しっかりも何もないわけですよ
意図的にクセをしっかり伸ばさない場合も
ありますが、そういった例外を除けば
伸びているか?
伸びていないか?なわけです
例えばパーマをしっかりかければ
カールが強くなる(回転数が上がる)
のだと思いますが
でもストレートをしっかりかけて
ストレートが強くなるって
意味わかんないわけです
ストレートな髪が
もっとストレートって
よくわかんないですよね? w
なのでぶっちゃけ申しますと
「しっかり」とか言われても
別に僕らは、クセを伸ばす(または扱いやすくする)
というお仕事を、ただまっとうするだけで
「もっとストレートになるようにしよう」
とかないわけです
もちろんお客様も
ただクセをしっかり伸ばして欲しいだけで
”ストレートを強くしたい”などという
良くわかんないことが言いたいわけでは
ないと思うのですが
「しっかしかけて」とか言ってしまうと
むしろ変な頭になる可能性が高いよ?!
ということを
覚えておいて欲しいのです
なぜなら今回のお客様のように
根折れする確率が爆上がり。。。
基本的に普通の美容師なら
「しっかりかけて」とか言われても
気を引き締める程度なわけですが
脳汁を鼻から垂れ流してる
一部の美容師は「しっかりかけて」を
その足りない脳でどう捉えるのか知らんけど
根元から無理にかけ出すわけですよ。。。
イヤだから、根元からかけたら
髪の毛折れちゃうねん?!
という話なのですが
さすが脳汁垂れ流し。。。
冷静な判断が叶わなくなるのでしょう
ありがた迷惑なことに
根元から無理にしっかりかけて
根元を折ってしまう
こんなケースが腐る程あるわけです
まぁあくまで普通の美容師は
根元から無理にかけることはしないのですが
どの業界にもある意味外れ値な人って
いますでしょうよ。。。
ちなみの僕が脳汁垂れ流しヤローなどと
根折れを作る美容師をディスるのは
”自戒を込めて”。
だってこんな口悪く根折れを作る美容師を
ディスっておきながら
自分が作るわけにはいかないじゃないですか?w
ディスっておきながらなんなのですが
根折れって美容師なら誰しもやり得る
失敗だと思うのです(僕含め)
長いこと仕事をしていれば
同じ作業ほどに「ま〜いいや。」
「このくらいで大丈夫だろう」
といったある種の気の緩みのようなものが
生まれてしまうのが人間というもの。。。
美容師の仕事で具体的な例を
あげるのなら
カラーや縮毛矯正の薬剤を塗る際の
”パネルの広さ”
パネルの広さとは薬剤を塗布する際の
持つ毛の量のことですが
当然持つ量は少ない方が
当然ムラなく塗れるわけです(細かいということ)
しかし、慣れているからこそ
少しの時短のために
髪の毛を分厚くとって塗布する
ということになりがちなわけです
時短のための工夫は悪いことじゃないけど
まぁいいや。という心の緩みが全くないとは言わせないw
あなたもきっと仕事においてそーゆーのあるはず w
すると、その少しばかり油断のせいで
染まりの悪い部分が出てきたり
ムラになったりと
いわゆる失敗につながるわけです
ですから僕はディスるのです
ディスることの正当性を図る
主張とも言えますがw
偉そうにディスっておきながら
根折れを作ってしまうなんて
そんな恥ずかしいことはないでしょう
ということで
今後も美容師による考えられない失敗は
ディスりにディスって
まいろうかと思っている次第でございます w
長すぎてこのまま終わってしまいそうでしたが
修正後はこのような感じ
(根折れ直しと縮毛矯正のリタッチ。
毛先はアイロン通してます)
きれいになったので
折れた部分を見失ってしまったのですが
あのジョリジョリの手触りとは
おさらばです
今後はどうかお気をつけくださいませ
縮毛矯正の失敗で根元の毛が
カクッと90度近くに折れてしまう失敗
下手すると折れた部分できれる=坊主