【話題の技術?!】エアーストレートの正体を徹底解剖

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

 

先日このブログを読んでくださった方より

”エアーストレートについての記事を
書いて欲しい”とのご要望をいただきました

 

恥ずかしながら美容師歴十数年にもかかわらず
エアーストレートなんて
聞いたこともない技術。。。

 

少し調べてみると
個人的にはツッコミどころ満載?の
技術と感じ

クセ毛に悩める我が同志の方々にとっても
ためにもなりそうなので
実際に記事にしてみようと思った次第で
ございます(あくまで個人的意見)

 

という事で今回
その”エアーストレート”なる技術の全貌を。

そして、お問い合わせいただいた方の疑問

エアーストレートにより

・断面を円形に近づけると
ストレート毛になるのは理解できるが
なぜ丸くできるのか?

・アルカリ剤なしで、結合を切らずに
断面を変えることなど出来るのか?

・ストレート部分は半永久?痛まないとは?

これらを含め
エアーストレートの正体に
せまろうではありませんか

 

とはいえ、さっそくアレなんですけど
正体も何もエアーストレートって
ただの商品名。w

カレールーにも
バーモントカレーやジャワカレー、こくまろなど
色々な商品があるわけですが

エアーストレートも
美容室ごとに違う様々な
縮毛矯正のネーミング(商品名)の1つ
であります

 

というのも
まずはこの公式ホームページ
ご覧いただきたい

↓  ↓  ↓

ノンアイロン弱酸性縮毛矯正エアーストレート

ご覧の通り、エアーストレートを
商標登録しているメーカー
言っておりますが

”アイロンを使わない弱酸性の縮毛矯正”

それをエアーストレートって
うたっているご様子であります

 

なので、ぶっちゃけ何も珍しくない技術
(ただの縮毛矯正なので 苦笑)

弱酸性の縮毛矯正も
アイロンを使わない縮毛矯正も
探せばやってるところ
いくらでもありますからね

 

おそらくお問い合わせくださった方は
”エアーストレートって独自の技術”があるのだと
思わされているわけですが
残念なことに、ただの縮毛矯正でございます

薬剤が弱酸性で
アイロンは使わないブロー式の縮毛矯正

もちろん薬剤のスペックや
ブローのやり方も細かく言ったら
多少違うのかもしれませんし

その良し悪しは、施術を行う美容師次第なので
仕上がりがどうなるかは知りませんが
「新たな理論によってクセを伸ばす技術ではない」
ってことを
まずはご理解くださいませ

”ただの商品名”でありますよ

 

ということは

・断面を円形に近づけると
ストレート毛になるのは理解できるが
なぜ丸くできるのか?

・アルカリ剤なしで、結合を切らずに
断面を変えることなど出来るのか?

・ストレート部分は半永久?痛まないとは?

といった疑問の答えも
自ずと導き出されます

それぞれ見ていきましょう

【話題の技術?!】エアーストレートの正体を徹底解剖

断面を円形に近づけると
ストレート毛になるのは理解できるが
なぜ丸くできるのか?

クセ毛と直毛の違いは髪の毛の断面

確かにその通りで、クセ毛の毛の断面を
キレイな円形に変えられたら
クセは落ち着くのかと思いますが
そんなことができるのか?

調べているとエアーストレートなら
この断面の形を変えられる
言ってる情報も出てきましたが

これに関してはウソか
勘違いでありましょう 苦笑

 

だってそんなのどー考えても不可能ですし
(アイロンも使わないようだし形が変わる理論がわからない苦笑)
というか、さっきのエアーストレートを
商標登録しているメーカーの
公式ホームページでも
そんなことは一切言っておいりません

 

なのでエアーストレートを導入してるサロンが
勝手に言ってるだけか(誇大広告)

または
広告収入が目的のメディアが
テキトーなこと言ってるだけでありましょう

 

例えばこのサイト

エアーストレートは
”髪の毛の結合を切らない”だとか
”断面の形を変える”だとか
アホみたいなこと言ってるわけですが

ただ美容の情報を載せてPVが欲しいだけの
メディアですから信憑性ゼロ
(情報の成否よりも、いろんな記事読んでもらって
広告収入を得るのが目的のサイト)

 

てか髪の毛の断面の形変えらる技術があったら
もっと業界が騒いでるし
「結合を切らない」に関してはシンプルにウソ w
(または勘違い)

だってさっきのエアーストレートの
公式ホームページが
「アイロンを使わない弱酸性の縮毛矯正」って
言ってるわけで

弱酸性であろうと縮毛矯正は
髪の毛の中の結合は切りますからね。。。苦笑

てか結合切らなきゃ
今のところクセを伸ばす術なんてねーわけですよ

 

アルカリ剤なしで、結合を切らずに
断面を丸く変えることなど出来るのか?

今さっき言いましたが
アルカリ剤なしでも結合は切るし
(それが酸性の縮毛矯正)

結合も切らずに
髪の毛の形状を変えることは不可能です

てか結合切っても断面を
キレイに丸くなんてできない

SFかよ。。。 苦笑

 

ストレート部分は半永久?痛まないとは?

先ほどから申している通り
エアーストレートは縮毛矯正なので
かけた部分は半永久的にストレートでしょう
(通常の縮毛矯正と同じ)

そして「痛まない」に関しては
これまたウソ w

 

何度も言うけど縮毛矯正なので。。。

てか「痛まない」は
どこぞの美容室でも言ってる誇大広告なわけですが
薬剤使う技術で
それ聞いたらウソだと思ってください 苦笑

 

「本当に痛まないんですか?」って聞いたら
「全く痛まないわけではありませんが最小限です」
とか言い出すのが、美容室あるある w

痛むんじゃん。。。苦笑

 

ということで
エアーストレートの正体にせまってみましたが
冒頭に言った通り
ただの商品名であり
やってることはただの縮毛矯正です

 

ちなみに美容室のメニュー名なんてのは
なんでもありで

例えば”ジュエルコスメストレート”とか言ったら
なんか凄そうだし
キラキラツヤツヤしちゃいそうですが
その中身はただの縮毛矯正とか
これも美容室あるあるです w

 

なので、エアーストレートも
全国共通のエアーストレートって技術はなくって
その美容室が言ったらそれはエアーストレート

しかし、エアーストレートを商標登録している
メーカーがあるわけですから
それが元祖というか
本物のエアーストレートなのでしょう

ノンアイロン弱酸性縮毛矯正エアーストレート

 

で、そこのメーカーが
アイロンを使わない弱酸性の縮毛矯正って
言ってるわけですから、もうそれが全て。

縮毛矯正で使う薬剤や手法は
美容室(美容師)それぞれで
エアーストレートを導入してるところは
それを採用してるってだけの話でございます
(それが良い悪いではなく)

 

ちなみにちなみに
”アイロンを使わない縮毛矯正”に関しては
美容師においても賛否が分かれるところ

メリットとしては

・ダメージが少ない
・自然な仕上がり
・ボリュームを落としすぎない

って言われることが多く
エアーストレートのホームページにも
そう書かれていますね

 

しかしながら、アイロンではなくて
ブラシとドライヤーで伸ばしていく
ことになりますから
ダメージが少ないかどーかは、やり方次第

ドライヤーも風の吹き出し口は
100度とか超えるし
強くブラシで引っ張ってしまっては
かえって痛むかもしれない。。。

 

それならアイロンで温度低くしたらいいやん
って思ったりするし

仕上がりに関しても
例えばこちらのお客様

 

通常のアイロン使った矯正ですが
比較的自然でありましょう

 

こちらは、弱酸性のブロー式の縮毛矯正で
(エアーストレートと同じやり方)
かけられたそうですが
変になったからどうにかしてくれ。と
助けを求めにこられた方

正直、自然とは言えない仕上がりだし
普通に大ダメージを負われておりました 苦笑

 

ってな感じで
結局はやり方次第なのですよ

ブローしてからアイロン入れる人もいるし

 

「酸性かアルカリ性か?」に関しても
大事なのは髪の毛に合っているか?
ということで

どっちが優れているか?
という問題でもございません

 

なので
縮毛矯正のやり方やメニュー名で
美容室を決めるのはあまりオススメしないのが
僕の立場です

別にエアーストレート(ブロー式の弱酸性の矯正)
がダメって言ってるわけじゃなくて

あなたの髪の毛には
どんな手法がマッチしていて
どうすれば要望を叶えて差し上げれるのか?

それを考える美容師の方がよっぽど大事だよね
と思うわけです

 

まじで冷静になって
考えていただきたいのですが

何かすごい技術があるなら
どこの美容室もそれやってるわけですよ

 

縮毛矯正がいらなくなるシャンプーの
広告とかも最近目にしますが
そんなものがガチであったら
どこの美容室も使ってるし

てか縮毛矯正をメインにしてる美容室は
つぶれまくり。。。 苦笑

 

しかしながら現状そんなことないし
エアーストレートに関しても
やってるところって
そんなに多くないみたいですから

 

そーゆーことです。。。 w

エアーストレートで結果を出す
美容師もいるでしょうから
その技術を否定してるわけではないことは
ご承知おきくださいませ

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