こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
さて、コチラのお客様

約1ヶ月ほど前に
セミロングほどあった髪の毛を
バッサリとカット
本田翼さんのような

『毛先の薄いボブ』に
スタイルチェンジしたそうでございます
その際にどうやら
「毛量が多いからたくさんすいて欲しい」と
オーダーしたのだそう。。。
で、結果的にもっさり広がるわ
毛先があっちこっちに暴れてしまうわで
下ろしているのが
恥ずかしく感じるようになって
常にハーフアップでやり過ごしている
とのことでございました

「どうやってもタコさんウインナーに
なってしまう」
そうおっしゃっていたのですが
申し訳ございません。
「本当だ。タコさんウインナーみたい。」
そう思ってしまったことを
ここに薄情しておきます

お弁当に入っていたら
あんなに嬉しいタコさんウインナーですが
頭に作られてしまっては大迷惑。

正直、イケてるシルエットとは
言えないだろうし
そもそもタコさんウインナーって
弁当に入っていたら
視覚的には嬉しいのだろうけど
ウインナーの美味しい食し方としては
説教でございます w
結論から言うとウインナーは
切れ目を入れない方が
ジューシーでおいしいのです

「うわっ!めんどくさいやつ!」って
思われそうなので(もう思われてる?w)
確実に必要のない余談はそこそこに
まず初めに、本田翼さんを目指したのに
タコさんウインナーになってしまう理由は
『すきまくってしまったから』
と推測いたします

残念ですが
毛量が多い髪の毛をすきまくったところで
元々毛量の多くない髪の毛と「同じになるか?」
といったらそんなことないのですよ
『すく。』というと毛量を減らしていると
とらえる人が多いと思うけど
実はそうではなくて、アレって
短い毛を大量に作っているわけですよ
(量は減っていない)
で、頭の中に短い毛が大量にある状態と
もともと毛量が多くない人とで
同じシルエットになるわけもなく
すきまくると
だいたい短い毛のせいでもっさり膨らみます
(短い毛は立ちやすい)
そして、毛先はすきまくったことによって
髪の毛同士の間に大きな空間が生まれますので
毛があっちこっちに動きやすくなる
となるとタコさんウインナーが焼き上がるのは
なんとなく想像できやしませんでしょうか?

すると、「じゃあ毛量が多い人間は
毛先が薄いボブってできないのかよ?!」
という話になってくると思うわけですが
変な頭になってほしくないから言うけども
「はい。出来ません。」
まぁ出来ないとまでは言えないけど
スタイリングもキープするのも大変だから
向いていない。
ということになってしまいます

「美容師の技術によるだろう!」
とか言われそうだけど
でもなんでもそうだと思うけど
向き不向きってあるじゃないですか?!
もし仮に僕のカットが超絶上手かったとしても
髪質的に向いている髪型を作った場合と
向いていない髪型を作った場合
どう考えても前者の方が美しく
扱いやすいと思うわけです
なので、どうしてもやりたいなら
向いていなかろうと
スタイリングを頑張るという覚悟をもって
その髪型をやった方がいいと思うけど
そこまでの覚悟やバイタリティがないのなら
向いている髪型を僕はオススメしたい
ということでございます

そんなことを今さら言われても
仕方ないわけですが
お客様は、すきまくるとタコさんウインナーに
なることがわかったわけで
「勉強になった」と
素晴らしい前向き発言をされておりました
で、その現状をどうにかするために
僕を頼っていただいたわけですから
出来ることは全力で。。。

クセはあるけども
そごで厄介なものではなく
本来、縮毛矯正とか
必要ない髪質かと思うのですが
すきまくったことにより
クセが水を得た魚の如く動くようになり
ハネやすくてまとまらない。。。
といった状況でしたので
かけさせていただきました
(お客様もそうではないか?ということで
縮毛矯正を希望してご来店)
まとまりやすくなったとは思うし
写真では伝わりにくいですが
内側の大量の短い毛は健在なわけですから
このストレートの持ちが悪いのも
覚悟しておかなければならないこと。。。
やっちゃったもんは仕方ないわけですが
やはり髪質的に向いていない髪型だったり
すきまくりのカットには注意したいところ
切れ目を入れると、加熱中に中の水分や脂が
流れ出やすくなります。
結果、食感がパサっとしやすく
ジューシーさの減退
切れ目なしで焼くと、皮が高温で膨らみ
噛んだ瞬間に「パリッ」と弾ける感覚
中に肉汁が残るので、噛んだときに
香りが口の中で広がりやすい