こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
先日いらしたお客様にはどうやら
お友達に美容師さんがいるようで
その方から
「写真を持ってこられたところで
髪質も顔の大きさも形も違うわけで
同じになるわけないから困る」
との話を伺ったことがあるのだそう
で、「それって本当にそーなんですか?」
とのご質問をいただきました
どーやらその話を聞いて以来
写真を持っていくのが
怖くなってしまったのだそうでございます・・・

確かに、美容師の本音が”困る”のであれば
それを知っていて写真を持っていくのは
かなりの覚悟が必要でありましょう
で、その美容師さんの発言
「写真を持ってこられたところで
髪質も顔の大きさも形も違うわけで
同じになるわけないから困る」
これに関して僕は
賛同する部分と反対する部分がございます
まず
「髪質も顔の大きさも形も違うわけで
同じになるわけない」
これに関しては 僕は激しく同意いたします
そのまんまなんだけど
髪質と顔が違えば
同じ髪型に切ったとしても
同じに見えないわけですよ
だって髪質と顔が違うのだもの・・・
例えば、極端だけど
この2人って髪型同じですからね?

「全然違うじゃねーか」って
感じると思うんですけど
髪色は除いていただいて
長さはきっと同じくらいだし
カットに大した違いなんてないわけですよ?!
でもまるで違う頭に見える
それは髪質と顔が違うからに他なりません

他にも
生え際の形とかオデコの広さや形
生えグセ、耳の大きさや位置
襟足の長さ、毛量
スタイリングテクニックなどなど
これらが全く同じなんてありえないわけで
どうやったって持ってきた写真通りに
なるわけがないのですよ?!
同じ髪型にはなるけど同じには見えない。
ということ
残念ですがこれは事実だし
美容師みんなが思っていることでございます
しかし
「持ってきてもらっても困る」
という意見には僕は反対でございます
むしろ具体的な写真も何もなく
「抽象的な表現で
やりたい髪型を言われた方が困る」
ってのが僕の意見

「写真を持っていっても
どーせそれにならないなら
持っていく意味ねーじゃねーか!」
ってことかと思うわけですが
確かにそーなんだけど
好みや、やりたい雰囲気を知るためには
写真ってやっぱり大事なのですよ
例えば
「顔周りにレイヤーを入れたい」
そう美容師に伝えたとして
なんとなくわかるけど
ぶっちゃけ抽象的すぎて
よくは分かりません。。。
顔周りって言葉に定義はないし
(どこからどこまで?)
『レイヤー』という言葉の意味も
素人の方がどこまで把握しているのか
怪しいところ・・・

で、実際に写真を見せてもらったら
「これはレイヤーが入ってるのではなく
スタイリングの仕方で
レイヤーが入ってるように見えてるんやで」
なんてことがあったりするわけですよ?!
そんな時、理想に近づくには
スタイリングに励んでもらうことが必要で
レイヤーを入れることではないですよね?
しかし
「顔周りにレイヤーを入れたい」
というオーダーであれば
美容師はなんとなくな雰囲気で
そうするだろうから
仕上がりに満足いく可能性は
高くはないですよね?
そういった美容師とお客様との
認識のギャップを埋めるためにも
「こんな感じ」っていう写真があった方が
良さそうでしょう?
ということなのです

で、残念だけど
同じになるわけではないんだけど。。。苦笑
とはいえ
大きく外すことはなくなるのかと
ということでまとめると
写真を持ってきていただいたとて
全く同じになるわけないので
それを期待されると困っちゃうわけですが
持ってくることに
困ることはありません
むしろ持ってきて欲しい
というのが僕の意見でございます
でも多くの方が
そんなのわかってると思うし
お互いに同じになるわけない前提で
理想に近づけるようやり取りするのが健全
なのかと思った次第
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