縮毛矯正かけて欲しいのに【美容師がかけたがらない理由?!】

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

さて、こちらのお客様

初めての方なのですが
前回の縮毛矯正は約一年前とのことで

現状としては
クセによる広がりが確認できましょう

 

美容室での出来事は人それぞれ
様々なものがありますが

聞けばどうやら
いつも担当してくれてる美容師さんは
あまり縮毛矯正をかけたがらないのだそう

その一年前の縮毛矯正も
前向きな雰囲気ではなかったようですし
でもまぁこれって結構あることなのかと

美容師がやりたがらない問題・・・

 

個人的には
実際にクセ毛広がりを感じるわけだし
お客様も困ってんだから
縮毛矯正をかけたがらない理由が
いまいちわからない・・・

とはいえ、その美容師さんも
考えがあってのことでしょうから
わからないなりに
ちょっと考えてみました

誰得な考察かは知りませんし
ためになる内容でもありませんが

何かの参考程度に
なるのではないかと思いますの、ぜひ

 

縮毛矯正かけて欲しいのに【美容師がかけたがらない理由?!】

マジで意味がない

当然ですが、直毛の方に縮毛矯正をかたら
ダメージの増した直毛が完成します。w

これでは、意味ないどころか
デメリットしかありませんから
美容師がやりたがらない。
断るのも無理はありません

商売という文脈では意味ありますがw
そんなぼったくりをしていては
リピートが大事なビジネスモデルである
美容室としては持続的ではありませんから

やはりデメリットしかございません

また、お客様が求める未来を
縮毛矯正で叶えられない場合
やりたくないし
お断りすることがございます

 

例えば、
「縮毛矯正かけてハネないようにしてください」
とか。。。

ぶっちゃけハネる原因なんて色々ありますから
クセが伸びようが
長さやライフスタイルによっては
ハネるのがおさまることはございませんので

そんな時も縮毛矯正に期待されると
困っちゃうわけです

 

かけた方が汚くなる

髪の毛が過度に傷んでいる場合など
縮毛矯正をかけることにより
クセ毛が可愛く見えるほどに
チリチリの頭が完成することがございます

最悪断毛・・・

毛先の毛が薬剤や熱に耐えられず
千切れちゃうことも考えられますので
そんなリスクは犯せませんから

危険な香りはするときは断った方が
親切でありましょう

 

苦手

残念ですが、美容師だからって全ての技術を
満遍なくこなせるわけではなくって
得意不得意がございます

経験値も違います。

 

例えば、”カットとカラー”って
多くの方がやっているだろうし

どこの美容室でも
主力メニューに据えていると思うので
この2つが不得意では困ってしまいます

 

なので、「カラーとカットが苦手です」
なんて美容師は
なかなかいないと思うわけですが

・ハイライトやブリーチを使った
デザインカラー
・パーマ
・縮毛矯正

こういった消費者の
みんながみんなやるわけではない
ちょいニッチなメニューは
得意不得意が現れやすいです

 

これは美容師個人の素養以外に
店ごとのコンセプトにより
そうならざるを得ない場合もあるわけです

・渋谷の最先端なデザインを提供する美容室
・叔母様らが通い詰める地域密着型美容室

この2つのサロンでは
スタッフの得意技術が偏るのは
当然のことだよね?ってことでございます

きっと渋谷のサロンは
アグレッシブなカラーの経験値が増すだろうし
一方は昔ながらのパーマの腕が
磨かれることでしょう

 

で、これは優劣ではなくて
美容室としてのポジションが違うわけで
それを消費者も理解しなくては
ならないわけでございます

 

中華料理屋にパスタの味を求めても
仕方ないことの如く

要するに
流行りのデザインカラーを得意とするところに
パーマとか縮毛矯正のクオリティを
求められても荷が重い場合がある
ということ

そしてその逆も然り

 

ぶっちゃけ僕も
ブリーチやハイライトを使った
デザインカラーを得意としていないので

そのクオリティを求める人は
来ない方が良いわけです w

求められれば行いますが
仕上がりに文句は言わないでください

 

もちろん何でもかんでも
クオリティ高くこなせる優れた美容師も
いるとは思いますが

むしろそれは特殊というか
一部の天才か変態です w
(いい意味で言ってます)

 

で、いつもあなたの髪の毛をやってくれてる人は
きっと天才でも変態でもありませんので
苦手分野があるかもしれない・・・

で、万が一縮毛矯正が苦手だった場合
「なるたけやりたくないなぁ」と思うのが
美容師の本音でありましょう

なので何かと理由をつけて断るって
正直、よくある事です

(でもそれってある意味親切?
苦手を告白しているわけだから)

 

ちなみに僕も
「白髪ぼかしのハイライトを入れたい」
言われたら

「ハイライトは傷むんでバサバサになります。
1週間したら色が抜けてヤンキーみたいです。

入れたハイライトが
白髪に見える本末転倒もあり得ます。
たいして白髪ぼけないです。

ぼかすためには大量のハイライトが必要で
そしたら当然傷みは増すしヤンキー感も
倍増です。」

などと、思いつく限りの
ハイライトのデメリットをお伝えして
通常の白髪染めをしていくように
誘導するかと思います w
(デメリットは本当のことなんだけど)

 

個人的感想

今回のお客様を
これまで担当してこられた美容師さんは
おそらくコレのようです

どうやらお客様の髪の毛は
”縮毛矯正をするほどでもないクセ毛”
ということで

積極的にかけたがらなかったそう

でもそれって
あくまでそれはその美容師さんの感想

確かに、縮毛矯正をしなければ
ヘアスタイルにならないほどの
クセではないだろうし

ブローやアイロンを頑張れば
広がりも落ち着くと思います。

でも「それができねーんだよ」
という方もいらっしゃるわけで
何を隠そうお客様もその層のお一人

 

そんな方に、あなたの感想である
”縮毛矯正をするほどでもないクセ毛”
と言って終わらせるのは
どうかと思うのです(僕は)

 

もちろん最初のほうにお伝えしたように
ガチでかけても意味ないほどの
クセ毛ならそれで良いと思うのですが

お客様の場合は
間違いなく広がりもおさまるし
アホみたいな縮毛矯正のかけ方さえしなければ
十中八九扱いやすくもなるでしょう

 

なので、僕は美容師というプロの感想、意見も
大事だとは思うけど
選択するのはお客様であるべきだと
考えております

 

極論、マジで意味がない縮毛矯正も
お客様がやって満足なら別に良くない?
って思います

 

風邪のウイルスには抗生物質は
効かないしむしろ腸内細菌を破壊するという
デメリットしかないらしいけど

医者ってそれ知ってて
薬を処方するわけじゃないですか?

風邪で薬をもらいに来た患者に
「意味ねーから薬は出せません」ってのは

医者として
ある意味正しいことかもしれないけど
患者としては不満につながるわけですからね

だって薬が欲しいからきてるんだもん

(意味ない薬の処方にために
医療費が嵩む問題もあるのだろうけど。。。)

 

まぁ抗生物質による
副作用がえげつないものであれば
処方はしないのだろうし

縮毛矯正も、かけたお客様の満足より
デメリットが上まるのであれば
お断りするべきでしょう

でも、かけたいのなら
美容師の感想は置いておいて
「かけるべき」と、僕は思います

 

まぁお客様の場合は
間違いなく効果を感じるだろうし

乾かしただけですけど

ビフォーとアフター
どちらが美しく、扱いやすそうか
言うまでもないでしょう

 

ということで
美容師が縮毛矯正をかけたがらない理由は
そんなところなのかと

多くの場合は
”あなたのことを想って”なのですが

それが、ありがた迷惑なことも
あるのでしょうから
我々は気をつけたところ。

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