【死刑宣告？！】あなたの要望が美容室で叶わない理由と叶える方法

こんにちは！
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師　イシカワです!!

さて、コチラのお客様は
このブログに何か信念を感じ
ご来店いただいた模様です

それはありがたいし
僕としては非常に嬉しい限り

で、「お前の信念ってなんやねん？」
といったことなのですが

”本当のことを言う”

まずはこれなのかと。

傷まないカラー剤なんてない！とか
縮毛矯正がいらなくなるシャンプーなんて
アホくさい！だとか
シャンプーやカットで
髪質か変わるわけねーだろ！的なこと

そして無理なもんは無理！ってなことを
散々このブログで
書き殴らせていただきておりますからね　w

なので
その信念に共感くださっていると思うので

本日も遠慮なく
死刑宣告させていただにましょうw
本当のことをお伝えいたしましょう

【死刑宣告？！】あなたの要望が美容室で
叶わない理由と叶える方法

お客様には
事前に”カラーの色の相談”を
いただいておりました

現状やご要望としては

そして、具体的なやりたい雰囲気

こういった、黒の近い紫がかった
お色をご希望でありました

ということで
１つ目の死刑宣告

このような色は、もともと色素の薄い
日本人離れした髪質の方か
ブリーチないし、高明度のカラーを施した

明るい髪の毛がベースにないと
入るわけがないのです

もちろん、お客様は
そんなこと知るよしもないし
同じような方も多いと思うので
要望するのは、全く問題なのですが

白の用紙に黒に近い紫色のペンで
絵を描けば、その色になるわけですが
”黒い用紙に書いても黒”な理屈と同じです

ヘアカラーってそーゆーもんなのです

ただカラー剤のせれば
まんまその色になるわけじゃないのですよ。。。

これは素人の方にも、ぜひ
ご理解いただきたいことであります

逆にいえば、一度明るくすれば
ご希望に近い色も可能なのですが
お客様的にはそこまでは。。。といった
温度感でありましたし

あーゆー色って
キープするには月１のカラーは必須
（理想は２週間に１度）

ベースが明るいのですから
数週間もすれば色が落ちて
その明るい色に元どおり。。。

ブリーチなんてしてる人は
顕著に現れていることでしょう

実際にお客様は過去にも
同じような色のオーダーをしたようなのですが
「地毛との色の違いを感じることができなかった」
と、おっしゃっておりました。。。

結局はそーゆーことなのですよ

他の美容師はどういうか知らんけど
１度明るくしないと
ご希望の色にはならないと僕は考えます

そして当日は
やりたいヘアスタイルの雰囲気を
持ってきてくださいました

しかも複数枚

なんて素晴らしい。ありがたい。

これもいつも言ってることですが
あなたの思い描いてるヘアスタイルを
言葉で伝えるのは
無理がありますからね

こーゆー写真を持っていくことは非常に大事

スマホの画像でもいいので
複数枚持っていくことが
思った髪型と違くなるリスクを減らすために
あなたがやるべきことでありますよ

あなたも伝えるプロではないだろうし
美容師も髪の毛のプロであって
コミュニケーションのプロではないのですから

そんな時、複数枚あると
なんとなく好きな雰囲気が伝わるよね

ということなのです

例えば、コレとコレ

前髪。長さ。
髪型自体まるで違うやん？！なのですが

複数枚あれば
共通点みたいなものを感じることでしょう

しかしながら２つ目の死刑宣告

こーゆー写真はだいたいが
ヘアアイロンやコテを使用し
ゴリゴリに美容師がスタイリングを施し
いい感じの瞬間を切りとった

しかも加工があるかもしれない
静止画ですので
現実的ではないものが多いということ。。。

いただいた写真のヘアスタイルも全て
１００％コテやアイロンを使用しております

要するに
好みや、やりたい雰囲気を知るには
写真は必要だけど
実際にそれになれるかは、また別の話

そしてお客様には”ハードルが高い”
とお伝えさせていただきました

例えば

このスタイルをするためには
スタイリングしやすく
そしてスタイリングした時に
イメージに近づくように
僕がカットを施すわけですが

肝心のスタイリングは
お客様がするわけですよ

あくまで美容師は理想を叶えるための
サポーターであり
その髪型にするのはお客様自身

で、「今回のお客様にそれができるのか？」

ということなのですが
申し訳ないけど
ハードルを高く感じたわけですね

聞けば、これまで縛ってしまうことが多く
スタイリング剤などとは
無縁だったそうですし
アイロンなどの器具も持ち合わせていない。。。

無理とは言いませんし
頑張るのであれば僕も全力で
サポートするわけですが

これまでの人生とは
まるで違う業界に従事するようなものですから
活躍するまでには
相当の努力と時間を要することでしょうよ

”色も無理なら髪型も無理”

なんてひどい美容師なのでしょう　苦笑

しかしながらこれが僕の信念

美容室で
「できると言われてやったけど全然違うやん？！」
な、経験をされてきた方も少なくないと思いますが
なるべくそーゆー想いは
して欲しくないですからね。。。

ということで
色に関しては諦めていただいて
ヘアスタイルは現実的なものをご提案

ご持参いただいたヘアスタイルとは
まるで違ってしまいますが
”クセを活かした動きのあるヘアスタイル”
ということで
手を打っていただくことにいたしました

クセを活かすスタイルも
スタイリング剤をてんこ盛りにした
スタイリングすることは必須でありますが

持参いただいた
雑誌のモデルの髪型をするための
アイロンやコテを使ったスタイリングの
難易度と比べたら、天と地ほどの差

その難易度たるや
スーパーのレジ打ちと
フリーランスエンジニアくらいの違い

フリーランスエンジニアで生きていくには
研磨されたプログラミングの能力や
積み上げられた営業のスキルが必要ですが

レジ打ちは基本的に、誰にでもできますもんね
（なくてはならない素晴らしい仕事だけど）

案の定、理想とは違う仕上がりなわけですが
これが現実的な落とし所かと。。。

濡らしてスタイリング剤もみこんで
終了であります

とはいえ、個人的には
この動きを欲する人もいるわけだし
それが天然で手に入るのですから
なんて素晴らしき才能なのかと

僕もクセ毛で悩んできた人生でありますから
コンプレックスに感じてしまう気持ちは
痛いほどにわかるわけですが

直毛の奴らには
手に入らない質感なのですから
むしろざまーみろ。w

そう思えば。
または、そう思い込めば
すぐに美しさは手の入るのです

スタイリング頑張ってみてくださいませ