【縮毛矯正の失敗】クセが全く伸びていないのに2万円請求された話

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

さて、こちらのお客様

ご覧の通り、クセで広がってしまうために
縮毛矯正をご希望なわけですが

実は約1ヶ月前に
縮毛矯正をかけたばかりなのだそう・・・

ぶっちゃけ、1ヶ月前に縮毛矯正を
かけた形跡すら感じないほどに
クセが伸びていないわけですが

前回の美容室側からも
失敗を認めて「申し訳ありません」と
謝罪があったそうでございます

で、美容室側を擁護するわけじゃないし
僕の今後の保身のためというわけでも
ないのですが

施術するのが人間である以上
失敗ってなくならないと思うのですよ

ぶっちゃけ美容の技術って
やってみなきゃわからない部分もございます

「あれ?思った以上に
薬剤の反応が悪いな・・・」

「しっかり薬剤を反応させたはずなのに
なぜこうなったんだろう・・・」

そんな経験は
どんな美容師でもしていることでしょう

(髪の毛の中って見えないし
いつまで経っても技術力の向上に終わりはない)

もちろん、失敗して良いなんて
1ミリも思っていないし
その失敗を糧に日々精進していきますって
ところではあるのですが

現実問題、完全無欠のやつなんて
いないわけです

 

ということは

大事なのは失敗した後の対応
ではないのかと。。。

 

当然、失敗は真摯に受け止め
謝罪したのちに
クセの伸びがイマイチなのであれば
髪の状態を確認して、可能ならかけ直し

お客様のご都合が悪かったり
お直しが難しいのであれば
返金などを検討する

それが一般的な対応なのかと思います

もちろん僕も
お直しや返金の対応をしたことはあるし
今後もそのつもりでございます

しかしながら今回のお客様の
お話を伺えば
縮毛矯正はかかっていないし
美容室側もそれを認めて謝罪した

にもかかわらず

普通に料金を請求されたとのことで
ございました w

いや、すげーな w

 

とはいえ、ここで少し
美容室の料金について考えてみたい

というのも美容室の料金って
必ずしも仕上がりの美しさだけに
ついているわけではないのですよ?!

例えば
カット5万円の有名美容師が切ったボブと
その辺のカット5千円の美容師が切ったボブ

仕上がりが10倍違うかといったら
そんなことはないでしょう

怒られる覚悟で言うと

一般のお客様が見たところで
その価格差に見合うほどの違いなんて
わからないことも多いと思うわけです
(5千円の美容師がど下手くそでない限り)

じゃあなんでそんなに値段が違うのか?

それは美容師の背景や実績
ブランドなどの違いもあるのでしょう

美容室の立地もそうだけど

・美容師歴30年
・〇〇賞受賞
・〇万人を施術
・〇〇店舗経営

などなど

そういった実績を携えた美容師の
技術を受けるという体験にも
価格がついているわけです

だから

「仕上がりが気に入らないから返金しろ!」

というのは
必ずしも通る話ではない

だって、好みなんて人それぞれだし
美容師がどれだけ頑張ったところで
全員が100%満足する仕上がりなんて
保証できないわけですから

しかしながら
ここで勘違いしてはいけないのが

「仕上がりが気に入らない」と
「そもそも施術ができていない」は
全く別の話だということ

 

例えば、縮毛矯正をかけたけど

「思っていたより真っ直ぐすぎる」

「もっと自然な雰囲気が良かった」

といった好みの問題なら
話はまた違ってくるでしょう

 

しかし、今回のように
クセを伸ばすために縮毛矯正をかけたのに
そのクセがほとんど伸びていない

しかも美容室側も失敗を認めている

それって単なる好みの問題では
ないですよね?

もちろん、事前に
「ダメージが強いので
十分にクセが伸びない可能性があります」
などと説明して

お客様にもご理解いただいたうえで
施術したのであれば話は別です

また、施術の失敗があったからといって
必ず全額返金になるわけでもありません

とはいえ、だからこそ
今回の対応には驚いてしまったわけです

だって目の前に、縮毛矯正をかけたけど
全くかかっていない髪の毛

その状態で

「はい。20,000円になります」

なんてこと、僕には言えない w

 

僕なら気まずすぎて
レジの前で蒸発すると思います

そして今回のお話、驚くのはまだ早い。

なんと前回の美容室からは

「お客様の髪の毛にキレイに
縮毛矯正をかけるには
違う薬剤を仕入れなければならない」

「一人のお客様のために
新たな薬剤を仕入れるのは
赤字になるので難しい」

といった

事実上のお直し拒否宣言まで
飛び出したそうでございます

・・・腹いたい w

いやいやいや・・・

まず、縮毛矯正をメニューに用意している
美容室であれば
一般的なクセ毛に対応できる薬剤くらいは
用意しておいていただきたい

だって今回のお客様

特別に珍しい髪質というわけでもなければ
極端にダメージが強いわけでもない

実際に僕も
普通に流通している縮毛矯正の薬剤で
施術させていただいたわけですが
問題なくクセは伸びたわけです

(扱いやすく。と言うことでボブにカット)

⇩ ⇩⇩

もちろん、薬剤の種類だけで
仕上がりが決まるわけではないし

前回の失敗の原因が
薬剤にあったのかどうかも
僕にはわかりません

 

しかしながら

縮毛矯正を提供しているのに
一般的なクセ毛を伸ばすための
選択肢がないってどーゆーこと?!

カット専門店に行ったら

「あなたの髪を切るには
違うハサミを仕入れる必要があります」

って言われるようなもんです

 

しかも

「そのハサミを仕入れると赤字になるので
今日は切れません」

って・・・

じゃあ何しに店開けてんねん w

 

そしてもう1つ。

縮毛矯正の薬剤って
そこまで高額なものではありません

もちろん種類や使用量によって
原価は変わるわけですが

例えば2万円の縮毛矯正で
薬剤原価率が2〜5%なら
400〜1,000円程度

これはあくまで薬剤だけの話で
シャンプーや処理剤、人件費、家賃などは
含めておりません

また、新しい薬剤を仕入れるとなれば
1回分だけ購入できるとは限らないし
在庫を抱えることにもなるでしょう

だから新しい薬剤の仕入れが
経営上の負担になること自体は理解できます
(とはいえ数千円だけど・・・w)

 

しかし
それを失敗したお客様に言う必要あるの?!

 

そもそもお客様からしたら
美容室の原価率なんて
知ったこっちゃないわけですよ?!

「あなたの髪の毛を直すと
うちが赤字になるんですよねぇ・・・」

なんて言われたところで
知らんがな・・・w

 

それは美容室の経営の問題であって
お客様の髪の毛の問題ではないし
仮にお直しができないのであれば
別の対応を考えれば良いわけです

返金なのか
別の美容室への相談を勧めるのか・・・

少なくとも、失敗を認めているのであれば
お客様が納得できる解決策を一緒に考える
そんな姿勢くらいは
見せていただきたいものです

もちろん今回のお話は
お客様から伺った内容なので

前回の美容室に
どのような事情や判断があったのか
その全てを知っているわけではありません

なので、その美容室が
絶対的に悪いと断罪するつもりは
ございません

 

ただ、今回のような経緯を聞けば

少なくとも僕には
誠実な対応だったとは思えない

というのが率直な感想でございます

 

そして今回の件で、改めて思うのですが

美容師の本当の実力って
上手くいったときよりも
失敗したときに現れるのかもしれません

 

そりゃあ、インスタグラムに
ツヤッツヤの美髪を載せたり

「髪質改善のスペシャリストです!」

「縮毛矯正ならお任せください!」

と発信するのは自由です

 

実際に素晴らしい技術を持った美容師も
たくさんいることでしょう

しかし、どれだけ腕が良くても
失敗する可能性はゼロではない

そんなときに

言い訳をするのか?

お客様の髪質のせいにするのか?

赤字になるからと突き放すのか?

それとも自分の失敗を認めて
できる限りの対応をするのか?

その姿勢にこそ美容師としての本性が
現れるのだと思うわけです

 

そもそも美容室って
お客様がキレイになるために
お金と時間を使って来る場所であって

美容室の経営事情に
理解を示すために来る場所では
ありませんからね・・・

 

ということで、縮毛矯正をかけたのに
全くクセが伸びていなかったり
明らかに施術に問題があった場合は

遠慮せずに担当美容師に
相談していただきたい

 

もちろん、髪の状態によっては
すぐにかけ直すことが
適切ではない場合もあります

だからこそ、無理にお直しするのではなく
髪の状態を確認して
どうするのが最善なのかを
考える必要があるわけです

失敗したことよりも失敗をどう扱うか?!

お客様にとっても、美容師にとっても
そこが大事なのではないでしょうか

 

ちなみに今回のお客様は
無事にクセも伸びて
扱いやすい状態になったわけですが
僕だって今後、失敗しないとは言い切れません

だからこそ
今回の件を他人事だと思わず

技術の向上はもちろん、万が一のときにも
誠実に対応できる美容師でありたいものです

 

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イシカワ マサキ
イシカワ マサキ
東京都町田駅エリアで活動中の「クセ毛美容師」 クセ毛に25年間悩み、葛藤した末に得た”目からウロコ”の解決策や 髪の毛の悩みやストレスから解放され、人生をたのしむために必須の 【美容師が教えたがらない】本当の知識を常時発信。