美容室ですかれまくって変な頭になる理由と解決策

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

 

”美容室での失敗ランキングベスト5”

そんなのがあったら
必ず上位に食い込んでくるのが
”すきすぎ”による失敗でしょう。。。

 

 

頼んでもないのに
すかれまくってパサパサのカスカスの
変な頭になってしまうのであれば
単純に美容師の失敗なのですが

すきすぎによる失敗って
実は難しい問題なわけですよ。。。

 

というのも
お客様も求めるからであります
(お客様のせい。と言ってるわけではないことをご理解ください)

・量が多いのでできるだけすいてください
・重たいので軽くしてください
・内側が乾かないのでガッツリ減らしてください

言ったことある人多いと思うけど
こんなオーダーをしてしまうと
すきすぎの変な頭が完成することが多い

 

 

“すきまくりたい”
そのお気持ちはわかるわけですが

毛量を減らすにも
目指すヘアスタイルがあって
そのために減らす量には”適量”ってのが
ありますから、それ以上にすいてしまったら
変な頭になるのは当然なわけです

適量の塩は料理を引き立てる調味料ですが
必要以上にいれたら
体を壊す毒になり得ましょう 苦笑

 

それと同じ

しかし、この説明を聞いて
すく量には適量があるということを
ご理解いただけたら問題ないけど

軽くしてくれ。量を減らしてくれ。
多い。重たい。
というお客様のお悩みや要望を
ある意味、無視する行為ですから
それって人によっては不親切に感じるでしょう 苦笑

すいてくれって言ってるのに
ヤダって言ってるんだから w

 

コレは接客業であるがゆえの弊害だと
個人的には思っていて
僕ら美容師って少なからずお客様に
ゴマスリやご機嫌とりを
するように教育されるわけですよ

お客様は神様的な。。。苦笑

 

 

しかしながらそれが不幸の始まり w

 

「すいてくれ」ってお客様に対して
接客を優先するとなると
その要望を叶えるために
すきまくるわけですね

 

すると変な頭が完成するわけですが
その仕上がりに対して

変な頭ですね♩ウケるー☆
とか死んでも言えませんから
キレイです。お似合いです。と褒めちぎり
気持ちよくお帰りになっていただくわけです

 

そしてあるとき気がつくのです
(または他人に指摘される)

なんかおかしくない?
スッカスカじゃね?ってことに。。。 苦笑

 

イヤイヤそんなことねーだろ?!

すいてくれって頼んでも
そこはプロなんだから
変な頭になるほどすかないでしょ?

と思うかもしれませんが
ではなぜ僕のところの
すかれまくってやばい頭になりました
という被害者の方がこんなに多く
いらっしゃるのでしょう

 

 

これらって誰がどーみても変ですから
美容師の技術の問題とかじゃないと
僕は思うわけですよ

だいたいがお客様
(誤解を恐れずに言うと素人
言いなりになって切っただけ

 

残念ですが
美容師って技術をなりわいとした
”職人”と言われる職種ではありますが

実際のところ
オシャレだったり、カッコ良かったり
可愛かったり、話しやすかったり
雰囲気が良く、要望を良く聞いてくれる美容師が
売れるのが実情なのです

 

上手いヤツが売れるんじゃない
売れたヤツが上手いんだ

これはどこかで聞いた
てか言葉を変えて良くありそうな
格言なわけですが、まさにそのとーり

言ってしまえば
技術よりも接客を重視した方が
結果の出やすい業界ということ
(最低限の技術はとうぜん必要だけど)

 

上手いけど
「俺の言うことが聞けないやつは来るな」

そんな頑固おやじな美容室
いまどき流行らんでしょう 苦笑

 

個人的にも
カットの練習にあけくれるより

自身をお客様から憧れられるように着飾ったり
コミュニケーションのスキルや
SNS発信の技術を磨いた方が
美容師として美しい華を
咲かせることができるでしょう

ということを
これからの美容師に伝えたい(誰やねんw)

 

僕はオシャレでもカッコ良いわけでもないし
コミュニケーションスキルも
絶望的なわけだけど 苦笑

だからは僕には華がないんだ。。。
頭はタンポポの綿毛みたいだけど w

 

 

話を戻して
そういった接客を重視する美容師が
多い背景があるために
お客様の言いなりになって
すきまくって変な頭の完成

という誰得?な構造が
できあがってるわけでございます

 

僕の勝手な分析だけど 苦笑

イヤでもだってそうじゃないですか?

 

 

こんなの
曲がりなりにも美を探求し
練習を積み重ねた
美容師が作る頭じゃないですもん 苦笑

 

で、この問題の解決は
ぶっちゃけ1度すきすぎて
失敗するしかないって思うわけです

 

あなたはすきまくりたい
美容師はお客様の言いなり

って構造なんだもの。。。苦笑

 

運よくこのブログや
すきすぎは危険ですよ。といった
美容師の発信を事前に目にしていれば
違うかもしれませんが

多くの場合、変なことになったから
そのお悩みをスマホを涙で濡らしながら
検索ボックスに打ち込んで
そういった発信を目にするわけで。。。

 

そして
すきすぎの厄介なところは
伸びるまでどーにもならない

ということです

 

先ほどから登場していただいている
こちらの方

 

 

この方は「すいてくれ」って
頼んだわけじゃないのに

不運にもすかれまくったという
涙せずにはいられない稀なパターン。。。

 

クセもあり縮毛矯正もかけてますから
すきまくればとんでもないことになるのは
美容師1年生でも想像に容易いのですが

これ切った美容師ら彼女にでもフラれ
涙で前が見えなかったのでしょう。。。苦笑

知らんけど
ちゃんと見て切ったらこーならない

 

 

解決策は切られちゃったんだから
伸びるのを待つしかなくって

すきすぎ部分がなくなるまで
毛先をちょこちょこ切っていき
人間のするヘアスタイルを取り戻しましょう
ってことで数カ月我慢。。。

ぶっちゃけ短い毛がありすぎて
なんなら全治までに1年は必要ってところです

そんなのツラすぎでしょう 苦笑

 

 

変な頭にされてから約半年間

我慢していただいたのですが
耐えきれずに切ることに。。。
(そりゃそーだ 苦笑)

縮毛矯正もして、ご希望のヘアスタイルに
させていただきました

 

お客様の場合
短いのに抵抗はなかったようなので
良かったですが
そうでなければやっぱり地獄

 

どーか”すきすぎ”には
お気をつけくださいませ

一度失敗するしかない
とか言っておいてなんなんだけど。。。苦笑

 

 

だってどっちがいいですか?

 

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