こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
さて、コチラのお客様

この度は遥々、”シンガポール”から
ご来店いただきました
海外からのお客様・・・どうやら僕もついに
世界に名を轟かせるようになってきたようです
クセ毛美容師イシカワとして
これまで活動をしてきましたが
世界に通用するように
そろそろ改名の必要がありそうですね
・カーリーイシカワ
・ウェービーイシカワ
・フリィズィイシカワ(Frizzy:縮れた)
どれもこれもダサいと感じると思うけど
僕が目指すべきは世界基準
小さな島国のしょーもない価値観に
とどまってはならないのです

決して平坦な道のりでは
ありませんでした
成績は中の下あたりで
なんとなく過ごした美容学校を卒業し
これまたなんとなく勤めたサロンでは
ブラック&パワハラが過ぎて
逃げるように3日で退社。
「最近の若者は〜」とか
「退職代行なんてけしからん!」とか
偉そうなこと言える立場にない
根性なし人間でありました w

半年間のニート生活の末
「俺は何をしてんねん!?」と
再起して雇ってもらったサロンでは
相変わらずのパワハラはなくはなかったし
長時間労働、低賃金、週休1日
の三拍子が揃った素晴らしい環境でしたがw
美容師の基本を学ぶことができました
基本の知識と技術を盗めるだけ盗んだら
薄情にも他店にてスタイリストとして活動し
ブログ運営の毎日更新を7年ほど続けた結果
店に頼らず自力で売上をあげられるようになり
2年前にシェアサロンにて独立して
今現在というわけ。
そんな僕もついに
世界に羽ばたく日が来たのです

多くの方は知らないと思いますが
美容学校って英語もちょっと習うんです
(僕が通っていた学校は)
しかしながら
「美容師に英語なんていらねーだろ?!
アホなの?授業料をせしめるための
学校側の都合のいい科目を作りやがって!」
と、英語の授業中は
当時流行っていたモンハンに
明け暮れていたことに
英語が必須であろう世界的美容師となる今
後悔しかありません
今からでも、英会話スクールに
通おうかと考えるわけですが
そんな心配はいらなさそうです

というのも、今回ご紹介の方は
シンガポール在住の方であることは
間違いけど
当店をかまえる東京都町田市の
隣町のご実家に一時帰国中の日本国のお客様。
要するに近所にお住まいのお客様なのです w
・・・さて、僕の世界進出と
いつものよくわからない話はさておき
在住されているシンガポールは
高温多湿だそうで、それによる影響が大きく
クセで広がりまくってしまうのだそう
スフィンクスの如くシルエットに
広がってしまうのだそう

しかし、現状の髪の毛を見てみると
そこまでクセは感じない。。。
で、これが問題だそうで
いつも美容室に行って
クセが気になるからと縮毛矯正を希望しても
「必要ない」と断られてしまうのだそう
または
「健康な髪の毛だからかけない方が良い」
と、促されてしまうとのことでありました
美容師が縮毛矯正を断る理由は
この辺りでありましょうか
ちょー傷んでる
理由はなんであれ
髪の毛の傷みがあまりに強いと
縮毛矯正は美しくかかりません。。。
かかったとしても
良いのは美容室帰りだけで
気がついたがバッサバサ。というのは
あるあるでしょう

また、下手したらかける前のクセ毛が
可愛く感じるほどに
チリチリのジリジリに仕上がることも
考えられますので
そんな時は縮毛矯正の施術をお断りするのが
親切なのかと思います
僕もそーします。
マジで変化がない
縮毛矯正とは
クセをまっすぐに伸ばす技術です
ということは
直毛に縮毛矯正を施しても
直毛の完成でございます・・・
お察しの通り
それでは全く意味ないどころか
ただ不必要に傷めるだけなので
そんな時の縮毛矯正もお断りして
当然でありましょう
また、縮毛矯正をかけることにより
お客様の思い描く未来が叶わない場合も
同様にお断りさせていただくかと思います

例えば、縮毛矯正をかけて
「分け目を変えてください」とか
「朝起きたら何もしないで
髪型が完成するようにしてください」とか
「それは縮毛矯正でどうになる
領域の話ではありませんよ?」といったこと
分け目は、髪の毛の生え方の問題ですので
我々人類になす術はありませんし
縮毛矯正をかけようが
朝起きたら寝癖はつくだろうし
何もしなくても良いわけではありません
(楽にはなるだろうけど)
そして、お客様のおっしゃる
”そこまでクセを感じないから断られる”
ってのもおそらく
美容師視点で「変化を感じない」と
思ってのことなのでしょう
でもこれって次の項目である
”価値観の押し付け”ってことも
あると思うのです
価値観の押し付け
これは僕も
気をつけなくてはならないと思っていて
美容師にもそれぞれの価値観や好みが
あるわけです
で、それは別に構わないわけですが
その考えをお客様に押し付けるのは
いかがなものかと感じるわけです
選択肢を与えるのは美容師の仕事ですが
選択するのはお客様ですからね

だって
「あまりクセを感じないから
縮毛矯正をかける必要はない」
というのは、その美容師の考えですよね?
さっきも言ったけど
本当に意味がないなら
かけるべきではないと思うけど
お客様の場合、ド直毛というわけではないし
てか実際に高温多湿なシンガポールでは
クセにより広がりまくるって感じてるわけだし
それなら縮毛矯正の効果を
間違いなく発揮できますでしょうよ
それと
”普段の酷い状態を見て欲しいのに
美容室に行く日に限って
なんか髪の毛の調子が良い”
これはクセ毛あるあるなのです w

それを察しもしないで
その日の髪の毛の様子だけを見て
必要ないと言われても
「こっちは必要に感じてんねん?!」という
話でございます
さっきも言ったけど
選択肢を与えるのが美容師の仕事で
選ぶのはお客様自身
「健康な髪の毛だからかけない方が良い」
これに関しては論外である

もちろん健康であることに
越したことはないけど
髪の毛で大事なのは
・扱いやすいか?
・ストレスを感じないか?
ってことであり、健康であっても
これらが満たせていなければ意味ねーのです
そんな価値観を押し付けてくる奴は
逆マーライオンの刑(水責め)に
処されても致し方ないでしょう

”健康であっても
これらが満たせていなければ意味ねーのです”
ってのも、あくまで僕の価値観でw
それを押し付けてはイケないとは
思っておりますので
何がどうあれ
「とにかく傷ませたくないんだ!」って方に
傷みを伴う何かを強要するようなことは
いたしませんのでご安心を
まぁ気持ちよく美容室を
利用するために大事なことは
価値観の一致する美容師にお願いする
ってことだと思います
↑これは美容室探しにおいて
いつも言っていることなのですが
その美容師が作るヘアスタイルや
使ってる薬剤や技術の手法なんかより
1000万数倍大事ですからね
今回のお客様も
僕の価値観に共感していただき
「こいつならかけてくれそうだ」と
ご来店いただいたわけですしね
ということでご希望通りに

スフィンクスシルエットは
クセによる広がりと
段差のあまりないカットが
原因かと思いますので
適度に段差をつけて縮毛矯正
長さ的にハネは感じるかもしれませんが
スフィンクスのストレスからは
解放されるかと思います
ってことで
クセ毛の悩みは
クセ毛の自分が一番わかってる
だから必要かどうかは
他人に決められるものじゃない
“自分が必要だと思ったなら、それが正解”
僕ら美容師にできるのは
選択肢を与えることと
そのアドバイス程度でございます
おい、美容師よ。
今日じゃねーんだ、見てほしいのは。
“あの日”なんだ・・・
なんかカッコよさげなこと言って
終わります w
・マジで変化がない
・価値観の押し付け