アシスタントに丸投げされて仕上がりに満足できない時の対処法【縮毛矯正施術例】

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

 

さて、こちらのお客様

ご覧の通り
クセ毛によりまとまらないご様子。。。

ですからこれまでは
そのクセを扱いやすくするために

最も効果を感じやすい縮毛矯正
我ら美容師の聖地”青山”あたりで
かけられていたそうで
その時の仕上がりには満足していたそうです

 

しかし、満足していたにも関わらず
いつの日か
かけに行くのをやめてしまったとのこと。。。

めんどくさくなってしまったのか
さすが青山。富豪でない限り通いきれないほど
超絶に高値だったのか。。。

勝手にそう思っていたところ

 

どうやらお話を伺うと
担当の美容師さんが
忙しいのか、人気者なのか分かりませんが

最初の頃に比べると
お客様の話(髪の悩みなど)を
あまり聞いてくれなくなり

ちょろっとやったら
あとはアシスタントに丸投げするように
なってきたとのこと。。。

 

それに対して「なんだかな〜」と不満を感じ
行く頻度が落ちて、いつの日か
行かなくなってしまった

そしてお客様の、これまでの
縮毛矯正遍歴におきましては

ジリジリになってしまったり
パツパツになってしまったり

「低温縮毛矯正」などといって
おそらく低ダメージを謳ってのことだと思うけど
普通に高温だった詐欺美容室の被害など w

あまり縮毛矯正に良いイメージがなく
トラウマに近い感覚をお持ちのようで
他の店に行く気がしなく。。。

しばらく縮毛矯正とは
距離を置くことに
なってしまたそうでございます

 

ちなみに「低温縮毛矯正」は

先の美容室のように
ただ言ってるだけの詐欺美容室

低温だけど
その分薬剤のパワーをあげてる場合が
ほとんどですので
お気をつけくださいませ w

アイロンの温度をただ低温にしたら
傷みは少なくなるけど
今度はクセが伸びないですから
それはそれでいい迷惑。

なので、クセを伸ばすためには
薬剤のパワーを上げるか
その低温のアイロンのスルー回数を増やしたり

テンションやプレス圧などを
強くしなければならないわけですよ。物理的に

クセの伸びと傷みは
薬剤と熱のバランスで決まるので。。。

 

なので「低温」という
なんか優しそうなイメージに
騙されないようにいたしましょう

優しそうな顔した
DV男なんて腐る程いるのです w

話を戻して

”ちょろっとやってアシスタントに丸投げ”

ぶっちゃけこれって
我々美容師は気をつけなきゃいけないんだけど
よくあることでしょう

いや、よくあっちゃいけないんだけど
正直、構造上仕方ない側面も
あるわけですよ

 

まず、アシスタントに丸投げして
「仕上がりは大丈夫なのか?」
といった不安があるかと思いますが

これに関しては例外を除き
問題ないと考えます

なぜなら
”できるから任せている”わけです

カットや薬剤選定などの
任せられない部分は
その担当の美容師が間違いなくやるわけだし

「若手だからなんか不安」という
あなたの感情は置いておいて

その店の技術力の基準を満たしているから
お客様の髪の毛に触れることが
許されているわけでございます

 

そしてぶっちゃけ
薬剤塗布に上手いも下手もございません

”狙った場所に、狙った量を素早く塗る”

薬剤塗布ってこれだけなので
これができれば、美容師1年目でも
歴30年のオーナー美容師でも
そのクオリティに基本違いはないわけですよ

狙った場所に、狙った量を素早く塗る
以上に必要なことってないし
塗布技術レベル1とか100とかなくって

『できるかできないか?』なんですよね

 

で、指示通りの薬剤を
指示通りに狙った場所に
狙った量を素早く塗れるから
丸投げするわけですね

なので、その基準が超絶に低い美容室や
その任されたアシスタント美容師が忙しすぎて
焦ってしまっていたり
昨日失恋して仕事が上の空。。。などといった

ふざけた例外を除いては
丸投げでも仕上がりに大きな違いはない
のが一般的です

 

縮毛矯正においてのアイロン操作なども
指示通りにできるから
丸投げしてるわけで基本問題ない

 

なので問題は感情面。

指名したのに、ほとんど丸投げに
不満を感じている方が多いのは
知っているし、気持ちはわかるのですが
美容師もそうしたいわけじゃないのです

 

冒頭にお伝えした「構造上仕方ない」
というのは
一人の美容師が多くのお客様を担当する
システムのお店だからです

上手いからか、イケメンだからか
雰囲気が良いのか、理由は知らないけど
人気の美容師は当然
1日のお客様の数が多くなるんだから

1人あたりにかける時間が
少なくなってしまうのは
ご理解いただけるでしょう

 

そしてその数多くのお客様を
施術することにより
利益が出てお店を存続させることができる。
というシステムなわけです

言ってしまえばアシスタントを
多く雇っているお店は
そのアシスタントに丸投げしなければ
客数こなせないため
利益は出ないし店の存続が難しいというわけ
(人件費も凄いので)

 

ということはそういったシステムの美容室で
逆に丸投げするような場面がないようなら
店はやっていけないですから

その美容師があなたを担当することも
難しくなってくるわけですよ。。。

これが「構造上仕方ない」って言ってる
理由でございます

そして、この問題の解決策は
正直1つしかなくって

丸投げされるのが嫌なのであれば
マンツーマンサロンに行くしかありません

 

これは僕が現在マンツーマンで
やってる立場でのポジショントークに
思われてしまうかもしれないのですが
まじでそれしかないと思うのですよ。。。

マンツーマンゆえに
たくさんのお客様をこなせないので
予約などは取りにくいのがデメリットですが
丸投げは絶対に起こり得ない

マンツーマンなので w

 

もし、アシスタントが多くいる美容室で
どうしても担当者の美容師だけに
やってもらいたい場合

めんどくさい客扱いされることを
覚悟してその旨伝えてみましょうw

だってそれは、極端にいうと
アパホテルのようなビジネスホテルで
「荷物を部屋まで運んでくれ」
って言ってるようなものですからね

もしかしたら運んでくれるかもしれないけど
残念ですが、店のシステムが
リッツ・カールトンとは違うんだから
それはホテル側からすると過剰サービス。。。

どこかでしわ寄せが来て
他のお客様に迷惑がかかることも
考えられるわけでございます

 

「丸投げに関してはわかったよ。

仕上がりが同じなら許してやるよ。

でも最初に比べて
話を(髪の悩み)聞いてくれなくなったことに
関してはどうなんだよ?!」

ということに関して
その美容師に変わって
弁明させていただきますと

お客様1人に時間をかけれないその構造も
関係しなくはないのですが

最初は時間かけて聞いてくれたんだから
美容師が反省するべきこと w

 

「常連客よりも新規客を優先するとは
何事か?!」
という話であり、ごもっとも

弁明の余地なし w

でも、いつもきてくれるからと
常連のお客様に甘えてしまうのは
美容師あるあるではないのでしょうか?

雑に扱ってるわけでも
テキトーにやってるわけでもないけど
長いお客様には技術もコミュニケーションも
慣れが生まれてしまうのでしょう。。。

 

とはいえこれは
褒められたことではありませんし
僕もこれまでに、まるで心当たりがない
わけではありませんので

どんなお客様でも”毎回全力でお答えする”
ということを自戒をこめて
ここで宣言させていただきたいと思います

 

といった
長すぎるよくわからない話は
ここまでにしておき

ようやく施術例 w

 

 

ジリジリやパツパツのトラウマがあった
とのことでしたから
正直プレッシャーではあったのですが
乾かしただけでご覧の通り

青山とはまるで違う
町田という汚い街で

低温縮毛矯正でもない
普通の縮毛矯正ですが

十分にお美しいでしょう。

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イシカワ マサキ
イシカワ マサキ
東京都町田駅エリアで活動中の「クセ毛美容師」 クセ毛に25年間悩み、葛藤した末に得た”目からウロコ”の解決策や 髪の毛の悩みやストレスから解放され、人生をたのしむために必須の 【美容師が教えたがらない】本当の知識を常時発信。