こんにちは！
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
さて、こちらのお客様
行きつけの美容室では
パーマをかけたいのに
”ことごとく断られる”ということで
今回僕の元へご来店。
美容師がパーマを断る理由って
これらが考えらるかと思うわけです
一応それぞれみていくと
髪の毛のダメージが強いって
髪の毛の中のタンパク質が
流出しまっている状態。。。
そしてパーマ液というのは
そのタンパク質に反応する仕組みなわけですが
そのタンパク質がないんだから
キレイにかかる理屈がないわけですね
無理にかけるとこうです
なので、ダメージが強い場合は
あなたのためにお断り。
これは僕の足りない脳でも理解できますし
実際にお断りさせていただくことも
ございます
”パーマでは不可能なスタイル”というのは
インスタで映えに映えてる
イケてるカールスタイルなどのことですが
あれらは、ほとんど美容師がゴリゴリに
カールアイロン等で巻いて仕上げたものですから
パーマにより作られてるわけではないのです
（パーマって書いてあっても虚偽の場合も少なくないw）
ということは、それらをパーマで求められても
仕上がりのギャップにクレームですから
お断りさせていただくことは
これまた良くあることです
そして、”髪質的に余計に変になる”という
残酷な真実ですが
例えばチリチリと縮れた髪質の方が
パーマをかけると
余計に広がるオチが待ち受けているわけです
残念ですがパーマって
自身の髪質を打ち消して形がつくのではなく
髪質にプラスカールがつくのですよ。。。
ということは
縮れ＋パーマによるカールで
よくわからない動きになって
広がってしまうのは
美容師の裁量というか
物理的に仕方のないことです。。。
といったこれら３つの場合
僕もお断りさせていただきたいわけですが
お客様の髪の毛を拝見し
ご希望を聞く限り
どれにも当てはまらない。。。苦笑
お客様曰く
行きつけの店の美容師は
「広がってしまうから
やめておいた方が良い」
とのことだったそうですが
確かに表面はキレイに見えますが
内側にそれなりなクセのある髪質なので
かけ方次第では
いくらでも広がった仕上がりを
再現することは可能です w
しかしながら
お客様のお話を伺うと
髪質的に広がってしまうようなスタイルを
求めているわけではなさそうですし
どちらかというと
「毎日ブローするのが大変だから
パーマをかけてスタイリング楽にしたい」
といった想いが根幹にあり
じゃあ広がらないようなかけ方で
楽になれば良いのでは？
というのが僕の答え
毛先中心のデジタルパーマ
髪の毛捻りながら乾かしていただければ
終了ですので
朝のスタイリングも楽でありましょう
普通にかかってよかったです w
実は、事前に
いつもパーマを断られる。
ということは伺っていましたので
おそらく
・ダメージが強くて ・パーマでは不可能なスタイルを ・髪質的に余計に変になる
どう考えてもキレイにかからない
お客様が望まれている
この３つのどれかだろうから
「なんて断ろう。。。」と
ビクビクしていたのですが
まるでそんなことなかったので
ホッといたしました w
先の美容師さんは
パーマの自信がなかったのか、嫌いなのか
めんどくさかったのか
広がること以外、他に
懸念されていたことがあるのか
ちょっと定かではないのですが
何か納得できないことがあったら
セカンドオピニオン的な
美容室がそれぞれあっても良いのでは？
と思った次第でございます
ちなみに、今回はたまたま
パーマを断れれるお客様の
パーマの成功例を挙げさせていただいただけで
「僕が正しい」って言いたいわけではありません
例えば逆に、僕がお客様に
「あなたの髪質では縮毛矯正以外に
楽にスタイリングする方法はありません」
と、伝えたとしても
それに納得できなかったら
他の美容室で違う策を模索してもらうのも
全然良いと思うわけです
美容師もそれぞれの考え方や信念、価値観。
得意な技術などがありますから
違う目線であなたの理想や悩みを
聞いてもらうことも大事かもね
ということでございます
行きつけの美容室があった方が良いことは
明らかなので、「毎回色んなところに行け。」
と言っているわけではないことをご理解ください
・ダメージが強くて
どう考えてもキレイにかからない
・パーマでは不可能なスタイルを
お客様が望まれている
・髪質的に余計に変になる