こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!
美容室に行って
やりたい髪型を見せるも
「できない」と言われる
これは美容室あるあるの一つでしょう
やりたい髪型を伝えるために
写真を持っていけ。というのは
よく言われることだし
なんなら僕もそれを推奨してございます
しかしながら
持っていけって言うから
持っていったのに「できない」
そんなもひどい話ありますでしょうか?w
これは美容室が嫌いになってしまう方が
量産されるのに納得してしまう
事象なわけですが
なぜそんなことが起こるのか?
今日はそれについて
解説していこうと思います
美容師にやりたい髪型を見せても
【できない】と言われる理由
まず初めに
なぜ写真を持っていくべきなのか?
以前にも書いていますけど
抽象的な言葉が
あなたと他人で合致することなんて
基本的にあり得ないですから
言葉のみで伝えるのは危険なのでございます
例えば、『美容室での良いサービス』
これってどんなものか想像するのは
人それぞれでしょうよ
時間がない人にとっては
さっさと終わりにしてくれることが
良いサービスかもしれないし
気持ち良くなってしまうお世辞を
言われたかったり
空き時間にはハンドマッサージなんかを
して欲しかったり
そんなのを良いサービスと感じている方も
いらっしゃると思うし
もしかしたら一般的にそんなのあったら
素晴らしいサービスなのかもしれませんが
時間がない人にとっては
迷惑なサービス 苦笑
要は、良いサービスという
抽象的な言葉の定義を合致させなければ
極上にも迷惑にもなり得るわけですね
もっと具体的な例で言うと
「軽くしてください」
ってオーダーをしたとして
軽い状態ってやはり
その定義は人によるわけですよ
とにかく毛量を減らしたいのか?
段差を大きくつけて
毛先が動く軽い雰囲気にしたいのか?
「軽くしたい」という抽象的な言葉では
その真意が伝わらず
ただ毛量を減らしたい人に
大きく段差をつけてしまったら
大事故発生でしょう 苦笑
なので
”あなたの思う軽い状態”というのを
提示するべきと考えるわけです
それには写真が1番わかりやすいよね
(複数枚あると尚良い)
ということなのです
残念ですが
美容師なら言葉の真意を汲み取ってくれる
と思ったら大間違いです w
もしかしたら
とんでもなく洞察力に長けた美容師も
存在するかもしれませんが
9割以上の美容師は無理です
美容師は髪の毛のプロではありますが
対人コミュニケーションのプロでは
ありませんからね
こーゆーことを言うと
「お前が美容師として未熟なだけだろ」とか
「下手なだけだろ」とか言われるのですが
だからあなたがその1割に満たない
洞察力に長けた美容師(または勘違いヤロー)
なわけで
僕含め、カリスマでもなんでもない
一般的な美容師は
「軽くしたい」って言葉だけでは
その真意を見抜く事はできません
だいたいが見抜いた気になっているか
たまたまその定義が
お客様と美容師の間で合致した
運の良いパターン
でなければ、美容室で失敗する人が
こんなにもたくさんいるわけがねーのです
なので、あなたのようなカリスマは
お黙りください w
で、その写真を持っていったのに
「できない」と言われる理由なのですが
2つあると考えております
1つ目は物理的に無理
これはあんまりないのですが
写真のスタイルをやりたいというのに
長さがまるで足りてなかったり
クセ毛なのに
サラサラなショートボブにしたいなど
(縮毛矯正や、アイロンを使ったスタイリングが
できるなら別ですが)
物理を超えた要求があった場合
それはどう考えてもできません。。。
これは美容師の運営しているインスタの
詐欺写真が横行しているのが
原因の1つかと思いますが
「アイロンなしでこの仕上がり♩」
とかいって
それはカット技術ではなくて
「元々の髪質のおかげやん。」
と突っ込みたくなる仕上がりを
自分の手柄かのように載せてる
美容師が多いせいでありましょうよ 苦笑
(インスタって髪質いい人ばっか。。。)
”360度美フォルムカット”
などのイケてるのかダサいのか
わからないネーミングのカットも
その勘違を引き起こすことに
一役買っていることは間違いない w
ぶっちゃけ、絶壁という土台の頭で
猫っ毛な髪の毛の方に
どんなカットを施そうが
カットだけで美しいフォルムを作るのって
無理があるわけで
結局はゴリゴリのスタイリングが
必要になるわけですね
にもかかわらず
360度美フォルムカットとか言いって
飲むだけで痩せるサプリのような
ウケること言ってるから
素人の方々が勘違いをしてしまうのです
カットは髪質の前では無力なことが多いし
当然頭の形も変えることはできないのに。。。
で、できないと言われる理由は
多くの場合がこっちかと
「同じ髪型に切っても同じに見えない」
残念ではありますが
持ってきていただいた写真の髪型を
完コピして切ったとしても
まるで同じになることはございません
顔、頭の大きさや形、髪質、毛量などなど
全て違うのだから
同じ髪型に切っても
同じになることなんてあり得ないわけです
条件次第では近くもなりません
レシピ通りに作った晩ご飯も
食材や調味料、調理器具がまるで同じでなければ
全く同じ味の再現は無理でしょうよ。。。
例えば、面長の人が
丸顔の人のヘアスタイルを
やろうとすれば
↓ ↓ ↓
同じ髪型でも
見え方はまるで違います
(面長の人はめっちゃ短いやん。。。
って思うことになるでしょう)
それでは、丸顔の人の場合
サイドの長さがリップラインくらいなのですから
面長の方も短くならないようにそうしてみると
↓ ↓ ↓
絵のクオリティにはシカトしていただくとして
これは、もはや違う髪型に見えます
(長さが違うので)
これは極端ですが
さらに髪質や毛量、頭の形などの
要素も掛け合わさるわけだから
同じ髪型に切っても
同じになんてなるわけないのですよ
そー言った意味で
「できない」ってことになってしまうわけです
同じ髪型はできるんですよ?
しかし
”同じ髪型に見えない=できない”
といったところでしょうか。。。
この残念な話に
「どうせ持っていっても
できないって言われるから持っていかない。」
などといじけていないで w
気持ちはわかるのですが、それでもやはり
やりたい髪型や要望があるのなら
スタイル写真は持っていくのが
よろしいかとのくは思います
同じにはならないかもしれないけど
好みを知る上では重要だし
「丸い感じ。シュッってした感じ。肩くらい。」
などの、答えが人それぞれ違う
抽象的な言葉だけより
ヘアスタイル写真という具体があった方が
とんでもねーことになる
確率は下がるのではないかと思いますよ
まぁあくまでこれは
個人的に思うことなんだけど
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