【ブリーチ×ウルフ×クセ毛=カオス】地獄の三重奏を縮毛矯正で鎮圧?!

こんにちは!
東京都町田駅エリアで活動中の
くせ毛美容師 イシカワです!!

 

さてコチラのお客様

どうやら
1ヶ月も経たないくらい前に
”白髪ぼかしのハイライト”をいれ
カットは軽くしてもらったそうですが

その有様は散々たるものだったのだそう・・・

 

「何してもおさまらない」
おっしゃってましたが、まぁ見ての通りなので
扱いにくさが嫌でも伝わってくることでしょう

まず”白髪ぼかしのハイライト”ですが
やってみたら白髪はボケないし
むしろ汚く見えてしまったそうで

結局のところカラーシャンプーで
塗りつぶしてしまったご様子。

 

僕は白髪ぼかしのハイライトを
推奨する立場でないので
ボロカスに言っちゃうわけですが

ハイライトって
デザインを楽しむことが目的なら
良いと思うのですよ?!

でも「白髪をぼかしたい」という目的なら
マジで微妙ですよ?とお伝えしたい

そもそも白髪をぼかしたいのは
若く見られたかったり
しょっちゅう染めたくないからですよね?
(染めに行くのが億劫。または身だしなみとか?)

でもハイライトって
ブリーチを使うのが一般的ですから
(ブリーチじゃないと目立たない)
傷んでバサバサになるのは当然だし

色の落ちも早いので
数週間で昔のヤンキーみたいな
汚い色になっちゃうわけですよ

 

要するにツヤを失ってバサバサで
きっと若くも見えないし
カラーの頻度も少なくなるどころか
しょっちゅう染めなければヤンキーなのですよ

それでは白髪をぼかしたい
本来の目的を達成できないどころか
むしろマイナス要素・・・

さらに、入れたハイライトが白髪に見えるw
という嬉しくない効果を感じる人も
ちょこちょこいらっしゃいますので
なんのための白髪ぼかしなのやら

まぁこれは縮毛矯正をかけるお客様が多い
僕のポジショントークではありますので
(縮毛矯正とハイライトは相性✖️)
白髪ぼかしが『悪』
言っているわけではないことは
ご理解くださいませ

まぁお客様も、もうやっちゃったんだし
「今さらそんなこと言われても〜」
ですからね

お次に「軽くして」
これも危険であることをお伝えしたい

お客様は軽くしてを
どういったニュアンスで放ったのか?
は、わかりませんが

やはり「軽くして」という言葉の解釈は
人それぞになっちゃうんですよね・・・

 

「美容師が確認しろや!」
でしかありませんので
お客様のせいとは全く思わないけれど

危険であることは
皆知っておいていただきたい

 

例えば「軽くして」
という言葉でイメージするのって

・段差を大きく入れる
・すきまくって量を減らす
・毛先を薄くする
・軽い雰囲気の髪型にする

この辺りかと思うわけですが
どれも行う手技は変わってきますので
場合によっては「何じゃこりゃーーー」
との仕上がりになるわけです

お客様の場合
多分毛先に薄さが欲しかっただけなのに
段差を大きく入れられ、毛量も削られ
「ウルフカットにしておきました。」
と言われたそうです

 

「ウルフ?頼んでねーよ!」だし
「軽くして」って言われてウルフに切る
美容師の感性もだいぶ飛んでるとは思うけど

『軽い』という言葉の定義がない以上
そーなっちゃうこともなくはないのですよ?!

 

なので、長年の付き合いがあったり
信頼している美容師さんなら良いのだけど
そうでないなら、美容室での
”言葉のみのやり取り”は危険なわけですね

できれば髪型の画像を
複数用意していくのがオススメ。

【絶対にやってはいけない】美容師に見せるやりたい髪型の画像の選び方4選

 

これまた、「今さら言われても〜」
なわけですが
今後はお気をつけくださいませ。

 

ということで、なってしまったものを
嘆いていても仕方ないので
どうにかしなければならないわけですが

まぁ縮毛矯正が最適解でありましょう

 

元々クセはあるけれど
縮毛矯正はするほどのことでもなかったそうで
かけていなかったようなのですが

今回のウルフカットで
クセが暴れ出してしまった様子ですからね

ウルフカットとはよく言ったものです

閉じ込められていたクセが
獰猛なオオカミの如く解き放たれた
ということなのでしょう 苦笑

 

しかしながらここで問題なのが
またもやハイライトウルフカット。。。w

縮毛矯正とハイライトの相性が悪いのは
さっきちょろっと書きましたけど
ブリーチしたところへの
縮毛矯正ってリスクがあるのですよ?!

 

ハイダメージな施術同士でありますから
下手したらチリチリのゴワゴワなんで
それは避けたいところ。

ということは弱めの薬剤を選択するのが
安全策になるわけですが
そしたらクセの伸び具合に
影響が出てくるかもしれない

 

そんでもってスカスカのウルフカットなので
クセを伸ばしてもパサつきが残りがち・・・
(縮毛矯正のもちも悪くなりがち)

要するに美しい縮毛矯正をかけるには
条件が厳しいわけでございます

こーゆーことを言うと
上手く行かなかった時のための言い訳に
聞こえるかもしれないのですが

個人的にはリスクの説明
するべきと思っています

言い訳というか事実を
伝えているだけだし
できると言われたけど全然できてねーじゃん
って方がお互いに辛いですからね 苦笑

 

とはいえお客様的にも
サラッサラのストレートを求めているというか
『今よりも扱いやすくしたい』
という願いですから

それなら問題ないでしょう

クセを伸ばしてみたら
スカスカ具合が良く伺える。。。w

まぁ十分扱いやすくはなったと思うし
キレイになりましたが
毛先に厚みがあった方が
より扱いやすいしツヤとかも感じやすい。

 

髪の毛の上部と下部の馴染みが悪いのが
なんとなく確認できると思いますが

これって真ん中の毛が
ごっそりすかれてしまっているから。。。

スカスカのウルフを求めてるなら
問題ないんだけど
お客様はそーじゃないですからね

徐々に厚みを取り戻さたらと思います

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