さて、ここまで
シャンプートリートメントの
正しいやり方や選び方

お風呂を出てから就寝までの
正しい髪の毛の扱い方を
お伝えさせていただきました

そしてそれは
これからお話しすることの
準備段階みたいなものです

 

美髪のためには
今日の内容が最も大事といっても
過言ではありません

麻婆豆腐でいうところの麻婆
餃子でいうところのタネ

 

 

もっとまともな例えが
あったかもしれないけど
要するに
それがなければ成立しないよね?!
ということです

ゆえに今日の配信は
麻婆のないただの豆腐や
タネのない皮だけ食べないで済むように
(どっちもそれだけでもうまいけどw)

スマホをデコに押し当てて
画面割るくらいの勢いで
読みこんでいただきたいと存じ上げます

 

ということでさっそく

 

朝、目覚めましたら
美しくなるために
まずやっていただいたいことがございます

それは

 

”ベッドメイキング”

アメリカ特殊作戦軍で司令官を務める
ウィリアム・マクレイヴン海軍大将は
こう言っています

「誰もが、自分の行動で
 世界を変えることができる」

 

そして10個の教訓を
我々に提示してくれているわけですが
その1つ目がベットメイキングなのです

 

 

「髪の毛関係ないやん?」
そう思った方は深く深く反省してください

真の美しさとは
人間の内面から作られるもの

日常生活における少しの気の緩みが
やがては髪の毛の扱い方にあらわれ
いつの日かバサバサの頭に仕上がるのです

 

うるせー何様だよ?!
余計なお世話だよ!?

。。。。おっしゃる通りでございます w

 

冗談はさておき
ベッドメイクを済ませたら
当然スタイリングです

 

 

スタイリングはヘアケアとは違いますが
美髪のためには重要ですから
お伝えしないわけにはいきません

てかここまでの話を
ちゃぶ台返しするようですが
ヘアケアより大事と言っても差し支えない w

 

なぜなら、ぶっちゃけて言うと
髪の毛がいくらボロボロであろうと
スタイリングが完璧なら
美しく見えるからです 苦笑

 

例えば脱色を繰り返すような
派手な頭に色してるけど
髪の毛ツヤツヤでキレイな人って
いるかと思いますが
(インスタでよく見るやつ)

あれはアイロンなどを駆使して
ゴリゴリにスタイリングしてるからです
(+スタイリング剤てんこ盛り)

 

 

あんだけ脱色してるような髪の毛は
99%ボロボロですから
何もしないとバッサバサ。。。

しかしスタイリングができれば
あそこまでキレイに見えてしまうのです

 

美髪とは「痛んでいない髪」
というか『美しく見える髪』
でもありますから
スタイリング上手ければ解決でしょう 苦笑

 

とはいえボロボロの髪を
キレイに見せる作業は簡単じゃないし

痛んでない方が
キレイに見えるにきまってるので
やはりヘアケアはちょー大事だけど。。。

色々できなくなるし

 

まれに痛みにくい。または痛んでいても
キレイに見える恵まれた髪質の人もいますが
そんなのは特殊。

”特殊”なことを”一般”に持ってくるのはナンセンス

それと比べてもなんの解決にもならないから w

 

話を戻して

脱色などせずに髪の毛を大事に扱っていて
実際にいくら健康であろうと

髪質に恵まれたロングの方か野球部以外は
起きたら少なからず”寝癖”がつきますから
スタイリングは必須です

 

 

・やりたくない
・めんどくさい
・スタイリングしなくていい髪型にしてくれ

そうおっしゃるなら
これはガチで反省してください

なぜなら
そんな髪型も技術も存在しないからです

 

クセ毛特殊作戦軍、司令官の僕は
「美しくなりたいなら努力しろ」
ということをお伝えしたい 苦笑

 

さっきも言いましたが
髪質が良いロングの人か野球部以外は
寝ないか、座って寝るかしないと
どーやったって寝癖はつくでしょうよ

 

 

あなたが人類なのであれば
頭蓋骨で髪の毛のどこかしらを
潰して寝ているわけですから
その跡がつくのは当然の話

これはどんな技術を施されようと
人間をやめない限り避けられない現象です

 

そして、“どこかが潰れてて良い髪型”
なんてありませんから
美しくなるためには寝癖を治さないことには
始まらないわけですよ

 

で、知ってると思いますけど
寝癖の基本的な治し方は
ビショビショに濡らすことであります 苦笑

 

 

めんどくさい気持ちは分かりますよ?!

しかしやなくてはならないのです

 

もちろん髪質によっては
ちょっととかすくらいでなんとなく
まとまる日もなくは無いと思いますが

イケてるヘアスタイルや
美しい状態を目指すのであれば
ごちゃごちゃ言ってないで濡らしてください w

だから努力が必要なのです

 

そして、1度濡らしてドライヤーをかけて
寝癖をリセットしたらいざスタイリング
(ドライヤーの乾かし方を意識するべき人もおりましょう)

ここで、ようやく我々美容師の
技術の良し悪しが試されるわけです

 

 

要するに”スタイリングしやすいか否か”

スタイリングしなくて良いカットは
魔術師か呪術師の仕事で

水槽の汚れをキレイにするのは
タニシの仕事 w

そしてスタイリングしやすく施術を施すのが
美容師の仕事。存在意義とも言えましょう

 

都内のカリスマや
なんかの賞を受賞した権威のある美容師が
巧みなハサミ裁きで

最先端でパリコレなヘアスタイルに
仕上げてくれたとしても
扱いにくかったらなんの意味もありません

(有名人に切ってもらった体験には
人によっては価値があることだろうし
満足するとは思うけど)

 

 

ということで、スタイリングの仕方は
ブローしたりヘアアイロン使ったり
人によってさまざまでしょうけども

ここで強くお伝えしたいことは
”スタイリング剤は使え”ということです

もはや国民の義務です

野球部も使ってください w

 

なぜならあなたがやりたいと
お待ちになるヘアスタイルは
99%スタイリング剤を使っての
その仕上がりなわけですから

スタイリング剤を使わないと
その髪型になれる訳ないのです

 

または、スタイリング剤を使わないと
髪質や骨格が丸出しになるだけですから
コンプレックスのカバーも出来るわけがない

 

例えば、絶壁で猫っ毛の人
後頭部に丸みのある流行りの
くびれヘアーをやりたいとしたとき

もちろん美容師の
くびれるようなカットの技術も大切ですが

それ以上に大切なのが
スタイリング剤を使って
くびれるようにスタイリングすることです

だって毛が生えている土台が絶壁
生え方がその土台に貼り付くように
生えてるのですから(猫っ毛)

カットだけで後頭部がフワッとするわけ
ないですよ。。。ということなのです

 

これは美容師もインスタで
”僕にしかできないくびれカット”とか
ドヤってないで

あんたのご自慢のカット技術以前に
お客様の骨格や髪質とスタイリング剤を使った
スタイリングありきということを
認めるべき事実 w

 

そしてお客様もスタイリング剤を
ゴリゴリに使わなきゃいけないことを
受け入れてください

乾かすだけで
インスタにあがってるような
くびれヘアーなんてフィクションですよ

そもそもインスタのモデルは
髪質いい人ばっか 苦笑

我々のような髪質に難のある人にとっては
なんの参考のもなりません

 

ということで
美しいヘアスタイルや
コンプレックスのカバーのためには
スタイリング剤は使ってください

 

✔ どんなスタイリング剤がいいの?

コレまた不親切ですが
色々使ってみて
好きなものを使ってください w

 

とはいえ
ヘアスタイルや目的によって
使うべきものは変わってきますので
参考までにお伝えしておきましょう

・ワックス
・バーム
・ジェル
・ムース
・スプレー
(・オイル、クリーム、ミルク)

代表的なスタイリング剤はこんなところ

 

スタイリング剤のド定番です。

何を使っていいかわからない人は
まずワックスから使ってみるのがオススメです

束感を出したり、形を作りそれをキープ。
毛先のまとまりをよくする効果があり
これらがいらないヘアスタイルなんてありませんから
ゆえに定番なのです

ツヤのあるなし。
硬い。柔らかい。とありますが
髪質に応じて
そして好みで選んでください

好みを知るためにもやっぱり色々使え 苦笑

 

ここ数年、ウェットな質感の
ヘアスタイルが流行ってることは
ご存知の方が多いでしょう

雑誌のモデルとか
みんな頭濡れてるみたいですよね?w

あーゆーのはバームを
使っていることが多いです

ツヤ感、束感、今どき感を
演出すならバームを選択しましょう
(パーマスタイルも○)

しかしバームはワックスのように
形を作るセット力がないのがデメリット。。。

例えば後頭部をフワッとさせそれをキープとか
トップを少し立たせたいとか無理なわけです

頭の形が丸出しになりますから
そこにコンプレックスがあるような方は
不向きなスタイリング剤と
言わざるを得ないでしょう

 

ツヤツヤでパリッと決めたい方が
使うやつです

数年前から流行ってる
フェードカットやバーバースタイル。
EXILEみたいな人はジェルの一択でしょう w

よって一般的な
女性がやりたいヘアスタイルには
あまり向かないスタイリング剤です

結局は好みなのでダメじゃないけど

 

これは基本的にパーマスタイルや
くせ毛を丸出しにしたい人が使う
スタイリング剤で

お風呂上りのタオルドライした状態を
キープしたい方向け

ツヤが出るものと出ないものと
ありますが、それもやっぱり好みでしょう

 

艶出しのものとかもありますが
スプレーのメインの仕事は
やはりホールドであります

スタイリングしたヘアスタイルを
固めてキープするために使用するもの

 

朝、一生懸命つくったイケてる形を
キープするためには重宝するアイテムなのですが

ほぼ間違いなく
ゴワつく質感になりますので
それが苦手な方は、スプレーを使うのは
気合を入れなければならない日くらいでしょう w

 

基本的には髪型を固めたくなかったり
スタイリング剤でゴワゴワしなくない
セミロング〜ロングくらいの人
使うべきものですが

コレに( )をつけたのには理由があって
それは、流さなトリートメントと
混合しがちがからであります

お風呂あがり、ドライヤー前の
流さないトリートメンにも
オイル、クリーム、ミルクのものが
あると思うのですが

それらの目的はやはり

・手触りを良くする
・ツヤを出す
・ダメージ予防

なわけです

 

しかしここでお伝えしたいのは
スタイリング剤

手触りとかダメージ予防とかじゃなく
とにかく見た目を美しくするものが
スタイリング剤
流さないトリートメンでは物足りないことが
多いわけです

 

ぜひ
オイル、クリーム、ミルクを使いたい人は
スタイリング用のものを使ってください
(商品ラベルに書いてあると思う)

流さないトリートメントは
スタイリング剤じゃないってことを
覚えておきましょう

 

で、これらはあくま参考に

自分が使ってなんか良い!
って感じるものが
あなたの使うべきスタイリング剤です

 

ということでいかがでしたでしょうか?

以上が美髪のためのルーティンになるのですが
まとめると

・自分が気に入ったシャンプーで
ちゃんと洗う

・自分好みのトリートメントを
つけてフツーに流す

・優しくしっかりタオルドライして
流さないトリートメントを毛先につけたら
なるべく熱くならないように
ドライヤーでしっかり乾かす

・摩擦の少ない素材の枕
またはナイトキャップをかぶり
朝起きたらベッドメイクして
髪を濡らして寝癖をリセット

・ヘアスタイルに応じた
スタイリング剤を使ってスタイリング

というちょーシンプルな話

ここまでの1万字以上の内容が
100文字程度でおさまってしまいました w

 

しかし美しい髪の毛作るためにやることって
このくらいシンプルなわけですよ

ぶっちゃけ1万円もするトリートメントとか
する必要もないし
表参道に行って髪の毛切る必要も一切ない w

 

ヘアケアというと多くの方が
コレがいい、アレがいいと
何かと髪につけたがったりしますけど
(美容師もすすめる)

髪の毛って生えてきたばかりの根元の毛が
あなた史上最も美しい状態なわけで

それをいかに痛めつけずにキープさせるか?
そのための営みがヘアケアの本質ですよ

そこら中、髪の変化を
期待させる宣伝ばかりですが
ヘアケアで痛みが治るわけも
髪質が変わるわけもないので。。。 苦笑

 

もし今回の“美髪のルーティン”
実行されても髪の毛がキレイにならない

そう感じたのであれば
それがあなたの髪質ということ

そしてその髪質に悩みがあるのであれば
解決策はヘアケアなんかにはございません

 

 

もちろんヘアケアは大事だし
てか美髪のための基本はヘアケアと
冒頭で申し上げてるわけで
ここまでヘアケアに関して語ってきました

しかしヘアケアってのは
髪の毛を良くするというか
悪くさせないということが本質

頑張ったところでたかが知れてるわけです。。。

 

という残酷な真実
今、あなたの目の前に突きつけました

なんてひどい。。。苦笑

 

でもそれは
髪質以上に美しくなることを諦めろ
と言いたいわけじゃなくて

あなたの髪質はヘアケアでは
どうにも変えることはできませんから
薬剤を使った技術に頼りましょう
(またはスタイリング力の向上)

ということです

 

どんなトリートメントしても
髪質が改善されない。広がりがおさまらない。
っておっしゃる方結構多いのですが

そもそもそれはトリートメントで
解決できる問題ではないからです

 

僕のブログを読んじゃう方はおそらく
クセなどの髪の毛になんらかの悩みを
抱えている方が大半かと思うのですが

そういった方が
一般的に美しいとされている
ツヤツヤヘアーを目指すのであれば

縮毛矯正しかない

ということは
一貫して言わせていただいていることです

 

 

さっきのトリートメントしても
広がりがおさまらないって人の
その原因もおそらく髪質(クセ毛)
なわけですから

その場合の解決策は
トリートメントではなく縮毛矯正

または毎日のストレートアイロンを
使ったゴリゴリのスタイリングです

 

トリートメントでいくら手触り良くしても
クセ毛自体をどーにかしないことには
解決は難しいわけですね

 

ということで明日は
縮毛矯正をはじめ

”髪質(クセ毛)をどーにかできる技術”
についてお伝えしたいと思います

「私はクセ毛じゃないから関係ない」

そんなこと言わずにw
明日が”美髪のルーティン”
最後のレポートの配信になりますから
どうかお付き合いくださいませ

てかクセが全くない人もあんまりいないし
クセが強くなくても
”縮毛矯正した方がキレイ”
って方も少なくないですからね

プレゼントもあるし読まないと損です w

ではでは